善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

サングラスをかけたクモ

木曜日朝の善福寺公園は晴れ。きのう、おとといと散歩の途中、雨に見舞われたが、きょうは大丈夫そうだ。日差しは強いが、木陰に入ると涼しい風が吹く。

 

上池をめぐっていると、真っ白なクモ。

“サングラス”をかけたアズチグモ(安土蜘蛛)だ。

卵形の頭、その前面に6個の単眼があるが、ここに褐色の帯が入っていて、しかも帯のあるあたりが立体的に突き出た形になっているので、サングラスをかけてるように見える。

サングラスは眼を目立たなくするための擬態なのか。

かなり好戦的?で、カメラを近づけると逃げるどころか寄ってきて、前脚を振りかざしてくる。

アズチグモは自分より大きな昆虫を捕食することも多いのだとか。

うへー、獲物と間違えられたのか?

 

上池を半周して下池に向かう。

イトトンボが葉っぱの縁に上手にとまっていた。

いろんなとまり方があるもんだ。

 

羽繕い中のアオサギ。長い首をくねらせていた。

 

今年生まれた若いカワセミがエサをねらっていた。

オスの小次郎クンだろうか。

何度かダイブするがなかなか小魚をゲットできない。

まだ見習い中かな?

 

下池を1周して再び上池へ。

ウズアジサイが季節外れで咲いていた。

丸みのある装飾花が渦をまくように咲いているのが名前の由来だが、かわいさゆえか別名オカメアジサイ、またはオタフクアジサイ

現代風ではポップコーンとも呼ばれているらしい。

そういわれると、食べたくなるような形してる。

 

夜中の雨で濡れた葉っぱにモンシロチョウがとまっていた。

名前の由来の黒い紋がはっきりとわかる。

だかしかし、そこでフト素朴な疑問が浮かんだ。

紋が黒い、それなのに紋が白いモンシロチョウとはこれ如何に?

何でも明治時代までは黒い紋を持つ白いチョウというので正式名称は「モンクロシロチョウ(紋黒白蝶)」と呼ばれていたそうだ。しかし、名前がややこしくて呼びにくいというので省略して「モンシロチョウ」と呼ばれるようになり、それが定着して、いつの間にか「クロ」が消えてしまったそうだ。

目を白黒させるような話・・・。