水曜日朝の善福寺公園は、夜中に降った雨が上がり曇り。途中で小雨が降るが、湿度高く蒸し暑い。
きのうは「立秋」。ということは暦の上では「残暑お見舞い申し上げます」。
小雨が降る前はカッと日差しが差し込んだりして、翅を休めるトンボが目立つ。
お日さまを求めているのだろうか。
シオカラトンボにコシアキトンボ。
上池を半周して下池へ。
久しぶりにセセリチョウ。
白い斑点がチャバネのように丸くなくて一文字模様になってのからイチモンジセセリか。
手すりの上をカマキリがユラユラ揺れながら歩いている。
揺れる葉っぱに擬態しているようだ。
近づくとピタッととまったところ。
こうして見ると首が長~い。
下池を1周して再び上池へ。
池のほとりで見慣れぬトンボがとまっている。
おなかのあたりが黄色に近い茶色で、翅の縁に黄色の紋がある。
よく見ると翅の根元あたりも黄色い。
最初、ムギワラトンボかとも思ったが、やけに色が鮮やかで少し大きめなので、帰って図鑑で調べたら、ショウジョウトンボのメスか、未成熟のオスに似ている。
あらためて写真をよく見ると、尾っぽの先端が尖っているからオスのようだ。
ショウジョウトンボは漢字では「猩々蜻蛉」と書く。
猩々とは中国の伝説の動物で、赤い色をしていることから全身が真っ赤なトンボというのでこの名がついたという。
赤いトンボといえばアキアカネなどもいるが、アキアカネなど普通の赤トンボよりひとまわり大きく、全体が真っ赤であるのが特徴という。
ということは、今年夏に見た全身真っ赤のトンボの中にはショウジョウトンボもいたかもしれない。
ただし、真っ赤なのは成熟したオス。未成熟なオスやメスは赤くないという。
池の淵のあたりをアメンボが泳いでいる。
上にもう1匹、小さいのが乗っているからアメンボの夫婦のようだ。
下がメスで、上に乗っかってる小さいほうがオス。
アメンボのオスは大きなメスの背中にちゃっかりと乗り、独り占めしようとそのまま離れずにいて交尾を迫るという。
オスを乗っけても2匹は沈むことはない。
体が軽い上、脚の先にある細かい毛が水をはじくので、表面張力を利用して水の上をスイスイと移動していく。
やがてまた雨が降り始めたので、さっさと帰宅。
先週は猛暑続きで、今週は雨が降ったりやんだりのヘンな天気。