善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ハラビロカマキリが尻を上げるとき

山の日の金曜日朝の善福寺公園は曇りときどき晴れ。ときおり涼しい風が吹くから北風だろうか。ひょっとしてはるか離れたところにいる台風の影響か。

 

ハラビロカマキリの幼虫がお尻を上げたポーズでいた。

きのうもユラユラ揺れながら尻上げポーズでいたが、近づくと尻上げをやめてしまった。

ハラビロカマキリの幼虫の尻上げポーズは威嚇のためといわれるが、敵が近づいて威嚇するときは、相手に飛びかかる姿勢でないといけないので、むしろ尻を上げるのはムリなポーズなのではないだろうか。

とすると、尻上げポーズをしているときは、ふだん敵がいなくても、いかにも大きくて強そうに見せて外敵が近づくのを防ぐポーズなのかもしれない。

子どもなりに「大きいことはいいことだ」と信じているのか。

あるいは、ユラユラ揺れながらお尻を上げているときは、風に揺れる葉っぱになりきって獲物に気づかれないようにしているのかもしれない。

となると、子どもだって立派な“役者”。

 

シオカラトンボとコシアキトンボがとまっているところ。

昆虫の中でも屈指の飛行能力を持っているのがトンボ。宙返りにホバリング、バックまでしてしまう秘密はこの翅にあるようだ。

 

ベニイトトンボがとまっていた。

真っ赤なお目メから見える世界はどんな色をしてるんだろうか。

 

動くゴミ。クサカゲロウの幼虫のようだ。

背中に乗せるゴミには、枯れ葉のカケラとか脱皮した虫の脱け殻などさまざま。しかし、ゴミがまだ少ない感じがする。

 

葉っぱの上でショウリョウバッタらしいのがジッとしていた。

 

キマダラカメムシの幼虫。

まん丸の小さな目は複眼。よく見るとさらに小さい2つの個眼もある。

カメムシは合計4つの目を持っている。

 

公園からの帰り道、クマンバチが花の蜜を吸うのに夢中だった。