木曜日朝の善福寺公園ははじめ曇り。やがて小雨が降り出し、雨の中の散歩となった。
公園に着くと、葉っぱの上のハラビロカマキリの子どもが、お尻をピンと高くしているので近づく。
すると葉っぱの裏に隠れてしまい、なかなか出てきてくれない。
葉っぱを裏返すとそのまた裏へ逃げていく。
ハラビロカマキリの幼虫はお尻を上げるポーズが特徴のはずだが、それもしない。
ただこっちをニラんでる?だけ。
上池をめぐっていると、バッタがこっちを向いている。
こうしてみると後ろ脚がとても長いのがよくわかる。
横から見たところ。
やっぱり後ろ脚が異常といっていいほど長い。
バッタはノミには負けるかもしれないがジャンプ力には定評がある。そのジャンプ力を支えているのが長くて強靱な後ろ脚だろう。
種類にもよるがバッタがジャンプする高さはその体長の数倍から数10倍にもなるのだとか。
スゴイのはバッタの膝関節で、危険を感じるとここがバネのように働いて瞬時にジャンプするのだが、ここには「レジリン」というゴムのような昆虫特有の弾性たんぱく質が備わっていて、そのエネルギー効率は97%という。
つまり、もしレジリンでつくったボ-ルを100mの高さから落とすと97mまで弾むというのだから、何とムダのないことか。
下池では、きのうと同じところでゴイサギがエサをねらっていた。
おやおや?樹木に張りついているのはミノムシのようだ。
カマキリが腰をくねらせ怪しげなポーズ。
下池を1周して上池に戻ると、きのうの若いアオサギだろうか。
やっぱり同じようなところでエサをねらっていた。
ゴイサギもアオサギも、きのうは、けさいたのと同じ場所でエサをゲットしていたから、「二度あることは三度ある」とばかりに、ヤナギの下のドジョウをねらっているのだろうか。
雨はなかなかやまず、帰ろうとしたらカワセミの声がして、遠くにとまっているのが見えた。