善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

キンラン・ギンラン・シラン咲く

土曜日朝の善福寺公園は曇りときどき晴れ。けさも朝から蒸し暑い。まるで5月ごろの陽気だ。

 

陽気に誘われてか、花は咲き、鳥は飛び、虫も這い出してきた。

春の公園の風物詩、池の真ん中でこいのぼりが泳いでいる。

風がないのでメザシっぽいが。

 

キンランが咲き出していた。

近くにはギンラン。

いずれも日本の野生のラン(蘭)の一種で黄色いのがキンラン(金蘭)、白いのがギンラン(銀蘭)。

かつてはあちこちでみられたが、今では絶滅を危惧される花になっているという。

「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生する特殊な生育環境で咲くので、どこにでもみられるものではない。それだけにそっと見守りながら大切にしたい花だ。

 

離れたところにはシラン(紫蘭)。

これも日本に自生するランの一種で、けさはキンラン・ギンラン・シランの揃い踏み。

 

葉っぱの上でムシヒキアブが近くにいるカメムシの幼虫をねらっている。

幼虫はクヌギカメムシの幼虫のようだ。

近くにはクヌギの木がある。

ほかの昆虫を捕まえては尖った口吻を突き刺し、その体液を吸うのがムシヒキアブ。

横から見ると、痛そうな口吻。

ムシヒキアブの正面顔。

体と比べて大きな目(複眼)はムシヒキアブの特徴。

 

ムシヒキアブに負けじと、やはり注射針のような口吻を刺して獲物の体液を吸うサシガメも、葉っぱの上で虎視眈々。

おなかの下に口吻を折り畳んで隠しているのがよくわかる。

 

けさのカワセミは、オスの三郎くんらしいのが上池と下池を行き来している。

休憩しているところかな。

枝の上からエサをねらっている。

こちらではロープの上から。

 

けさはコゲラの声もよく聞く。

 

いつもは水に浮かんでいるマガモが珍しく岡の上。

 

交尾中なのはチュウレンジバチか。

 

ワカバグモらしい右のクモが獲物を捕まえたところか?

 

枝の先にはテントウムシ

枝の先の滴を吸ってるのかな?

 

ヒラヒラ舞っていたチョウが花にとまった。

ツマキチョウだ。

オスは翅の先端が黄色いのでその名がある。

年1回、春だけにみられるチョウ。

けさはラッキー。いいことがありそうな。