チリの赤ワイン「マプ・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン(MAPU RESERVA CABERNET SAUVIGNON)2020」
(写真はこのあと牛ステーキ)
フランス・ボルドーのシャトー・ムートン・ロスチャイルドを所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が、ボルドーで培ったワインづくりの技術を生かしてチリで手がけるワイン。
濃厚ながらくどくなく、飲みやすいワイン。
ワインの友で観たのは民放のBSで放送していた香港映画「誰かがあなたを愛している」。
1987年の作品。
原題「秋天的童話(英題AN AUTUMN'S TALE)」
監督:メイベル・チャン、出演チョウ・ユンファ、チェリー・チェン、ダニー・チャンほか。
ニューヨークに住む香港人の男女の愛の行方を描くラブストーリー。というより、30男の純愛物語。
香港で暮らす女子学生のジェニファー(チェリー・チェン)は演劇の勉強のためニューヨークに行くことになるが、NY行きの目的はもう1つあって、留学している恋人のビンセント(ダニー・チャン)に会うことだった。
ジェニファーが初めてのNYですごすために頼ったのが、遠い親戚ながらチャイナタウンで成功し、金持ちで車も持っているという30すぎの独身男サミュエル(チョウ・ユンファ)で、あだ名はシュンタウ。
ところが、いざNYに着いてみると聞かされた話とはまるで違って、シュンタウはレストランのウェイターをしている粗暴で博打好きの男で、身なりはヨレヨレ、乗ってる車もオンボロ。しかもジェニファーは着いた早々、恋人のはずのビンセントがほかの女性と一緒にいるところを目撃。2人は恋仲らしく、ショックを受けてしまう。
失意のままシュンタウと同じアパートに暮らすようになったジェニファー。始めは彼に嫌悪感を抱いていたのだが、その大らかさに次第に魅かれ始めていく。そしてシュンタウもジェニファーを愛おしく感じるようになり、やがて愛へと変わっていく。
彼女に好きになってもらため、博打もタバコもやめて真面目に働こうと、自室の鏡に誓いの言葉を書くシュンタウ。最後に「俺はジェニファーを愛している」と書いたところで、ダメな自分は彼女にふさわしくないと思ったのか、そっと「俺は」の部分を「誰かが」と書き直す・・・。
映画の中で、スープをつくるときの塩の振り方をシュンタウがジェニファーに“講義”するシーンがあった。レストランのオーナーになるのが夢のシュンタウは料理が得意のようで、塩を近くから振ると濃い味になってしまうが、遠くから振るとちょうどいい味になる、とオーバーアクションで説明していた。
なるほど、そうかもしれない。
2018年の作品。
ソウル市警警部補の交渉人(ネゴシエーター)が政府高官の犯罪を暴くサスペンス映画。
ヒョンビンは人質を取って立て籠もる犯人、ソン・イェジンは警察の交渉人として対決する。その後2人はテレビドラマ「愛の不時着」(2019~20年)でも共演し、日本でも話題を呼んだ。