善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「スウィートヒアアフター」他

イタリア・プーリアの赤ワイン「ネプリカ・プリミティーヴォ(NEPRICA PRIMITIVO)2019」f:id:macchi105:20210808095446j:plain

メインの料理、豚ロース・パッションフルーツソース。f:id:macchi105:20210808095511j:plain

イタリアのワインメーカー・アンティノリがプーリア(しばしばブーツにたとえられるイタリア半島のカカトに当たる地域)で、1998年から手がけるワイナリー・トルマレスカの赤ワイン。

プリミティーヴォ100%。

濃い色をしているが、意外とやわらかな飲み心地。

 

ワインの友で観たのは、民放のBSで放送していたカナダ映画「スウィートヒアアフター」。

1997年の作品。

原題「THE SWEET HEREAFTER」。

監督アトム・エゴヤン、出演イアン・ホルムサラ・ポーリーほか。

 

雪深いカナダの田舎町で、スクールバスが湖に転落し大勢の子どもたちが犠牲になる。生き残ったのは女性運転手と15歳の少女ニコール(サラ・ポーリー)のみ。町にやってきた弁護士のミッチェル(イアン・ホルム)は犠牲者の親たちを説得して当局を相手取った集団訴訟を起こす準備を進めていく。ところが、事故の後遺症で車椅子生活を強いられているニコールは意外な証言を始める・・・。

 

「SWEET HEREAFTER」とは直訳すれば「甘美なその後」とか「穏やかなその後」といった意味になるが、実は死後の世界、つまり天国をさす表現という。

同じように天国をさす「HEAVEN」や「PARADISE」が「幸せな場所」「楽園」という意味でもあるのと違って、「SWEET HEREAFTER」は「死後は争いのない穏やかな暮らしがしたい」という願いが込められているようだ。

 

ついでにその前日に観た映画。

民放のBSで放送していた香港・中国合作の映画「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」。

2018年の作品。

原題「無雙」

監督・脚本:フェリックス・チョン、出演チョウ・ユンファ、アーロン・クォック、チャン・ジンチューほか。

 

国際的偽札事件に関わった容疑者として逮捕されたレイ(アーロン・クォック)。彼は、今も警察が追う偽札製造チームのリーダーで「画家」と名乗る男(チョウ・ユンファ)との出会いについて語り出す。

かつて、レイは恋人ユン(チャン・ジンチュー)とともに画家を目指していたが、成功していくユンの一方、レイは一向に認められず、贋作づくりに手を染めてしまう。皮肉にも彼は贋作づくりに才能を開花させ、やがて謎の男「画家」に仕事を依頼される。だが、それは米100ドル札の贋作、偽札の製造だった・・・。

 

原題の「無雙」とは、並ぶものがない、ふたつとない、つまり唯一のもの、という意味らしいが。