善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

トロールの森2013 始まる

街の中の公園、都立善福寺公園で3日から野外アート展「トロールの森2013」が始まった。

開幕前日の2日は、のぼりを連ねての西荻窪駅周辺から公園までの「わいわいパレード」。
途中、かっぽれを踊ったり、黄金バットの立ち回りを演じたりして道行く人にアピール。

3日は、ラジオぱちぱちによる黄金バット第80作「大ナゾー魔術団とバット・マジックショーの対決の巻」、かっぽれの踊り、スカベッキによる音楽劇「走れメロス」、三口剛太朗さんによる詩の朗読など、パフォーマンス部門がにぎやかに開幕。

アート作品は全部で17あり、今年も力作揃いだ。

たとえば西山仁さんの「幸道(こうどう)」。
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木片を並べた木の道。地元の区立桃井第4小学校の児童たちが木片1枚1枚に「キミにとっての幸せとは?」をテーマにした絵を描き、それを延々と並べた。道はまっすぐではなく曲がりくねっているし、平坦ではなく、山あり谷あり。まるで人生のようだ。
しかも歩いていて楽しい。さっそく子どもたちが飛び跳ねていた。

池ヶ谷務さんの「水辺の光景」。
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細い針金を編んでつくったというが、そのフワフワ感がいかにもはかなく、しかし針金だけにキリッとしたところもあり、水辺の風景に溶け込んでいる。
なんとも味わい深い作品だ。

村上郁さんの「プリズム・フットパス」。
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これも桃4の子どもたちとのコラボでつくった作品。虹のような色合いの透明パネルが風に揺れて輝いていた。

これも“作品”で、こちらはパフォーマンス部門。
佐藤ひろみさんとPINMY倶楽部による「ウォーキングパフォーマンス」。
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ピンクの衣装をまとい、ピンクの色と形と手触りを楽しみながらトロールの森を楽しくウォーキングするだけなんだが、「ピンクパワーはホルモンの働きをうながし、気持ちを明るくさせる」のだそうで、たしかに、見ている方もワクワクしてくる。

振替休日の4日は午前中雨だったが、オープンカフェは店開き。
なんせ公園にカフェがオープンするのはこの時期だけ。
善福寺池に降る雨を見ながらのコーヒー。なかなかいい味だった。

午後は雨も上がり、辻康介さん、鳥越けい子さんによる「池の畔の遊歩音楽会」。
今年はチャンゴ奏者のチェ・ジェンチョルさんも加わり、善福寺の池と土地の記憶をひもとく音楽会。
カッパとカワウソの精(いにしえの池の主)に憑依した辻さんとチェさんの歌と太鼓がすばらしかった。
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夜は西荻窪駅前の+カフェ(タスカフェ)で鳥越けい子さんらによるトークイベント「音風景でたどる善福寺の物語」。
鳥越研究室で学ぶ青山学院大学の学生が善福寺について研究発表してくれたのがうれしかった。

次の日曜日(10日)は11時からカフェがオープン。
10時と13時からは「トロールわいわいパレード」。
ステージでは、ぜんぷくトリオによるパントマイム、大坪光路さんの舞踏など、盛りだくさん。