金曜日朝の善福寺公園は、始め曇り。やがて晴れ。相変わらず残暑きびしい。
上池のいつもの定位置に、マルちゃんらしいオスのカワセミ。
石の上にも何週間?
水生植物のアサザ畑の杭の上からホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)がエサをねらっている。
細い杭の上で不安定な姿勢ながら目いっぱい首を伸ばした。
うまくいかないと思ったか、やがて別の場所に飛び移った。
下池に回ると、久々に下池で見るカワセミ。
オスの成鳥のようだが、川(善福寺川)のほうからやってきたのだろうか。
枝に移ってエサをねらっている。
けさかきのうか、早朝に4羽のカワセミが下池にあらわれて、テリトリー争いをしていたらしい。
争いに勝って自分の縄張りを主張しているのだろうか?
ジャングルの中からあらわれた恐竜の末裔?
ときどき姿を見せるカナヘビ。
よく見ると、目の下あたりからおなかを通って白いラインが走っているが、途中、黒っぽい楕円があって途切れている。この楕円はカナヘビの耳。
カナヘビは優れた聴覚を持っていて、天敵などの気配を素早く察知してガサガサッと逃げていくという。
しかし、いつもジッと動かずにいるときは多少近づいても微動だにしない。よほど聴覚に自信があるのでギリギリまで動かずにいても平気とわかっているのだろうか。
ふたたび上池に戻ると、大きめのトンボが翅を休めている。
最初、ヤンマかと思ったが、それにしては少し小さめ。尻尾を見るとウチワヤンマかなとも思ったが、ウチワヤンマほどには尻尾の突起が大きくない。
帰って図鑑で調べたらタイワンウチワヤンマとわかった。
黒と黄色の反復模様を持ち、複眼は若草色のやや大型のサナエトンボ。同じサナエトンボの仲間のウチワヤンマより一回り小さく、ウチワ状の突起も小さい。
台湾よく見られることからこの名があるが、沖縄など南西諸島始め南方地域に広く分布している。
しかし、温暖化の影響からか、沿岸部に沿いながら分布域を急速に北上させている。2000年以前の分布北限は山口県や紀伊半島あたりだったが、2020年には関東でも見られるようになっているといわれる。
セセリチョウがとまっていた。
翅の模様を見るとイチモンジセセリか。
前にまわってお顔を拝見。
おやおや?いつもはバンビ顔がかわいいのに、お目めの下から白いヒゲ?が生えている。
いったいどうしちゃったの?