月曜日朝の善福寺公園は快晴。この夏一番暑いんじゃないか、と思えるほどの暑さ。何しろけさの東京都心の最低気温は6時22分に29・3℃。内陸のこのあたりは30℃を超えてたんじゃないだろうか?
暑さに負けず公園1周。
まず出会ったのは、ウラギンシジミ。
翅の裏側が銀色に輝くというのでウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)だが、木陰だと真っ白に見える。
日の光を浴びると、ひときわ厚いリン粉のため銀箔を張ったような銀白色になるのだろう。
翅を開くと茶色地にオスでは朱色、メスでは水色の紋が美しいのだが、ヒラヒラと飛んで行ってしまった。
枝にとまったコサギが首を伸ばして獲物を探していた。
コガネムシ(あるいはカナブン?)とコムラサキが仲よく樹液を吸っていた。
一般的にチョウは花の蜜を吸うイメージが強いが、コムラサキとかサトノキマダラヒカゲなどタテハチョウの仲間は樹液も大好きなようだ。
樹液というと酸っぱいような独特の味がしそうだが、糖分もたくさん含んでいるのだという。甘い樹液の代表がメープルシロップ。シラカバの樹液もおいしいシロップになるのだとか。
樹液の出す甘酸っぱいにおいに誘われて、ほかの虫たちも集まってくる。
羽化したばかりのニイニイゼミが並んでとまっていた。
池のほとりではけさもシオカラトンボの交尾ショー。
ここでも、あそこでも、という感じ。
ヒラヒラ舞っていたツマグロヒョウモンのメスが地面にとまった。
口吻を伸ばして吸水している?
しかし、地面はカラカラに乾いて水なんかないから、土に含まれるミネラル成分を吸っているのだろうか?
チョウはよく地面におりて吸水するが、それはオスだけが行う行動で、アンモニアなどを窒素源として摂取して筋肉や精子の生産に役立てるため、と聞いたことがあるが、けさ見たのは、ツマグロの名前の通り翅の先(褄先)に黒い模様があるメスだ。
メスもオスと同じに吸水することもあるのだろうか?