善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ナガコガネグモの巨大な網

火曜日朝の善福寺公園は曇り。きょう9月17日は中秋の名月だが、夜の天気は?

 

けさも上池には3羽のカワセミ

まずは池のほとりあたりに若いメスのカワセミ

 

遠くのほうにはマルちゃんとおぼしきオスのカワセミ

 

池をめぐって端っこのほうには、ヤエちゃんらしいメスのカワセミ

争いを避けるためか、互いに距離をおいて等間隔に離れてとまっている感じがするが。

 

下池をめぐっていると、ナガコガネグモが縦に伸びた2本の白い隠れ帯の真ん中にいた。

クモは網をつくるとき、さまざまな装飾をほどこした白帯をつくることがあり、白帯の下に隠れて獲物を待ち受けているので隠れ帯と呼ばれる。

何のための白帯かといえば獲物を呼び寄せるためで、ナガコガネグモはX字状や直線状の隠れ帯をつくることが多いが、花を模しているとの説があり、間違ってやってくる獲物の虫をとらえるためのものなのだろう。

驚いたことに、ナガコガネグモの直線上の白帯は数㎝ぐらいしかないが、網全体はかなり大きくて縦横1m以上はある。

しかもきちんと等間隔に糸が伸びていて、まるで池のほとりにカーテンがたれているみたいだ。

定規も用いないで本能だけでこれだけの美しい網をつくるナガコガネグモは自然の建築家に違いない。

そっと近づくと、天敵がやってきたと思ったか、隠れ帯から逃げ出していってしまった。

悪いことしちゃったなーと網から離れ、遠くから振り返って見ると、ちゃんと隠れ帯の中心に戻っていた。

 

サママノミダマシも、雑だけどやっぱり大きな網をつくっていた。

 

長~い触角のバッタ。ピョーンと飛ぶための後ろ脚も立派だった。

 

けさも交尾中のイトトンボを発見。

今年の夏はイトトンボの交尾をよく見る。

イトトンボは交尾時間がとても長いのが特徴で、6時間以上続くこともあるといわれるから、それで見つけやすいのかもしれない。