善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ACミラン、コンサドーレそっくりアカスジカメムシ

日曜日朝の善福寺公園は晴れ。ときどき吹く風がさわやかだが、風が止むと暑さ変わらず。

 

きのうの土曜日は午前中、同じ地域に住む友人たちと20年ぐらい前からやっているミニラジオ放送局「ラジオぱちぱち」のオンラインでの公開放送があり、夜は反省会と称しての宴会。

1品持ち寄りの楽しい飲み会だが、いつもながら1品ずつでも集まると何とも豪華に。

 

というわけでけさは――。

公園に着くとツマグロヒョウモンのオスとメスが複数でヒラヒラ舞っている。

葉っぱにとまったのはメス。

オスは翅全体がヒョウ柄だが、メスは前翅の先端つまり褄(つま)が黒いのでこの名がある。

ツマグロヒョウモンなどタテハチョウは前脚が短くなってほとんど見えなくなり、6本あるはずの脚が4本にしか見えないというが、たしかにその通り。

見えなくなった前脚は退化したのではなく、産卵に適した場所を感知するなどセンサーの働きに特化しているのだとか。

 

きのうは3、4羽のカワセミがいた上池には、けさはいつもの定位置に姿がない。

そのかわりといっては何だが、チョー久々にカイツブリ

まだ1羽しか見なかったが、冬に向かって数が増えていくのだろうか。

 

カワセミは?というと、池をめぐっていって、池のはじっこの葉っぱの陰に隠れるようにして1羽。

メスのようだから、ここをテリトリーにするヤエちゃんか?

 

下池にもカワセミの姿はなし。

葉っぱの上で休憩中?のホシホウジャクを発見。

ハチに擬態したスズメガの仲間で、ホバリングしながら長い口吻を伸ばして花の蜜を吸っているところはよく見るが、とまっているところはほとんど見ない。

こうして見ると、ほかのスズメガにとてもよく似ている。

 

ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)が抜き足差し足でエサをねらっていて、口をクワーッと開けたのは獲物を見つけたのか?

すぐに閉じたから、獲物と思ったのはそうではなかったのか。

 

オンブバッタが葉っぱの上を移動中。

背中に乗ったオスはしっかりとつかまっていて、ときどきメスがヨロヨロ。

細い茎につかまっても、メスはオスをオンブしたままのぼっていく。

 

朝の光を浴びて、日向ぼっこ中?のアオサギ

 

アザミノにセセリチョウがやってきて、蜜をチューチュー。

 

やはりチョー久々にアカスジカメムシを発見!

赤と黒のストライプが美しいカメムシ

ハデな模様は鳥などの天敵から身を守るための警戒色として働いているらしいが、天敵ではない人間の目からするとただただ美しい。

それにしても、いつも思うのはサッカーの名門チームACミランのユニフォームにそっくりなこと。

札幌では、コンサドーレ札幌のユニフォームにもそっくりというので“コンサドーレカメムシ”と呼ばれているとか。

しかし、アカスジカメムシはおそらく何千年も前から地球に生息しているだろうから、まねをしているのはACミランコンサドーレのほうで、アカスジカメムシそっくりなんだが。

 

下池を1周してふたたび上池へ。

さきほどのカワセミが同じところに。

ダイブして小魚をゲット。ここはエサにもありつけて、居心地がいいのだろう。

 

けさはトンボも多く飛んでいて、ウチワヤンマが翅を休めていた。

 

はち切れんばかりのプリンプリンのおなかをしたカマキリ。

白い斑点があるからハラビロカマキリのようだが、産卵が近いのか、臨月の妊婦みたいなおなかをしている。

近づくと、キッとこちらをにらみつけた、みたいに見えた。