善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ジョビにアオジ にぎやかな朝

成人の日の月曜日朝の善福寺公園は快晴。ときおり強く吹く北風が冷たい。

 

きのうは松の内の最終日の7日。夕方片づけた松飾りを、けさ散歩に行く途中、近くの井草八幡宮に納めてから善福寺公園に向かう。

すると、南西の方角に山が見える。

このあたりは標高50mぐらいあって扇状に広がる都内の高いところにある。おかげで遠くの山も見えて、場所によっては富士山も見えるので、そういうところには富士見の地名も残っているほど。

けさ見たのは、南西の方角だから大山だろうか、それとも丹沢か。

大山は古代から信仰の対象となっていて、江戸時代には「大山詣り」が人気だった。講を組んで江戸の人口が100万人ぐらいの時代に年間20万人もの江戸っ子が参詣に訪れたといわれる。

ここ善福寺からも大山が眺められて、ますます信仰心を呼び覚ましたのだろうか。

 

上池では、けさもいつもの場所にメスのカワセミのヤエちゃん。

 

池をめぐっていると、カイツブリがエサをゲット。

すぐに飲み込もうとしているところで、魚の尻尾が見える。

けさはなぜかカイツブリが多くて、いつもは3羽ぐらいなのに少なくとも6羽はいた。

カイツブリの繁殖地でもある井の頭公園あたりからやってきたのだろうか?

 

上池を1周して下池に向かう途中、アオジがエサを探しているところに遭遇。

きのうは藪の中ばかりであまり表で出てきてくれなかったが、けさは地面に降りたり、枝にとまったりと忙しい。

つがいで移動しているようで、仲むつまじい感じ。

 

下池をめぐっていると、コンコンコンと乾いた音。

見上げると、コゲラがしきりに幹をつついている。

 

シメが2羽で並んでとまっていたが、カップルかな?

 

けさもエサを探してモズがやってきていた。

枝を移動しながら、ときおり素早く地面に向かって飛び込んでいく。

獲物をゲットできたのか、やがて去っていった。

 

下池を1周して再び上池へ。

小川のほとりでジョウビタキのオスを発見。

忙しそうに枝を移動していく。

どうやら水を飲みにやってきたみたいで、下まで降りてきて小川の水を飲んでたかと思ったらすぐにまた木の上へ。

すると、そこに今度はアオジが何羽かでやってきて、なかなかにぎやかな朝となった。

 

再び上池に戻ると、ちょうど下池方面からカワセミがとんできた。

けさ最初に見たメスのカワセミのヤエちゃんみたいだ。

ヤエちゃんに始まりヤエちゃんで終わる朝の公園散歩だった。