火曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。朝まで降っていた雨がやんだあとに出かけたので、いつもより遅い時間の散歩。
風がとても強かったが、南風なので初夏のような陽気。
おかげで公園はいろんな虫が姿を見せてにぎやかだった。
上池をめぐっているとセイタカアワダチソウの黄色い花に黄色いキチョウ。
花から花へと飛んではとまっている。
キチョウはモンシロチョウの仲間で、モンシロチョウなど多くは蛹で越冬するが、キチョウは成虫のまま越冬する。
寒いときは枯れ葉などの陰でジッとしていて、あたたかくなると飛び立って、花の蜜を探すのだろう。
シラサギが首を縮めて移動中。
それにしても長い首。
下池にまわると、目の前をカワセミが飛んできて近くにとまった。
オスのようだが、すぐに飛び去った。
サンコウチョウらしい鳴き声が聞こえるので探すと、それをかき消すようにギャギャーとにぎやかな鳴き声。
オナガが群れでやってきていた。
姿かたちは美しいんだが、鳴き声が“残念”な鳥。
結局サンコウチョウは見つけられなかった。
下池を1周して再び上池に向かう。
途中、見つけたのはミスジチョウ。
けさはミスジチョウもよく見る。
ミスジチョウは幼虫で越冬するというが、今ごろの時期に飛んでいる成虫は産卵場所を探しているのだろうか。
暖かさに誘われてアカトンボも飛んでいた。
しかも2匹で飛んでいて、ホバリングしながら周辺をぐるぐるまわっている。
オスとメスが交尾のチャンスをねらっているのだろうか?
それとも産卵場所を探しているのだろうか?
なかなかとまらずにぐるぐるまわっていて、やっととまったところ。
あまり赤く見えないからメスだろうか?
すぐにまた飛び立って、周回を始めた。
秋とは思えないあたたかい日差しに、大喜びしているみたいに見えた。
きのうと同じアシタバにカマキリがいた。
ひょっとして、きのうからずっとここに?
横から見るとおなかぷっくり。
やっぱりメスのようだが、きのうから動かずに獲物がやってくるのを待ってくのだろうか。
再び上池に。
池の縁のすぐ近くにカワセミがとまっている。
なかなか精悍な顔つき。
ここはボクの縄張りだよ、とでもいってるみたい。
小さな小さなシャクトリムシを発見。
大きさは数㎜ぐらいしかない。
それでもちゃんと尺をとっている。
次の着地点を探しているのか。
小さくたって精一杯生きてるんだよ、といってるみたいで、何だかいとおしくなってしまう。