善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

新顔のカモにコクワガタ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。気温は低めだが、風がなく、湿度が高くてだんだんムシムシしてくる。

 

公園に着くと、上池に見慣れぬカモを発見。

現在、公園にはカルガモはいるが、ほかのカモはいないはず。

これからやってくるオナガガモでもなさそうだし・・・。

オカヨシガモにちょっと似てるんだが。

オカヨシガモだとすると、秋になるとシベリアあたりからやってきて越冬する冬鳥だが、早くも渡り鳥の季節が到来したのだろうか。

その新参者のカモが親しげにカルガモと一緒に泳いでいる。

種は違ってもカモ同士は仲よしのようだ。

 

上池を半周して下池へ。

池の水が川に落ちる善福寺川の源流では、きのうに引き続きコサギの姿。

きのうはアオサギにじゃまされたが、けさは悠々。

 

稲穂の先にとまっていたのはシジミチョウ。

よほど軽そうだ。

花が枯れたアザミにとりついているのはクワガタ?

それにしては小さすぎる。

クワガタの仲間のコクワガタ、それも小型のコクワガタのオスだろうか。

クワガタは、コクワガタも含めて内歯(ないし)と呼ばれる大アゴの内側に出っ張りがあるが、小型のオスでは内歯がほとんど発達しないものがいるという。

こうした内歯が消失した小型個体はかつては「ヒメクワガタ」の和名を与えられて別種と考えられていたが、今はコクワカタの小型個体とされている。

とするとやっぱりコクワガタのようだ。

コクワガタはけっこう長生きするらしく、夏から秋にかけて羽化した成虫はそのまま越冬して翌年春に活動を開始する場合が多いという。

しかし、越冬した個体も大半は翌年夏に一生を終え、再越冬する個体はわずかだとか。また、夏に羽化した成虫の場合、越冬途中に寒さに耐えきれずに死ぬケースも少なくないといわれる。

越冬中はジッと動かず活動を停止している。体力を使わない分だけ長生きにつながっているのだとか。

うーむ、だとするとヒトも、冬は余り動かずジッとしてた方がいいのだろうか?

 

キチョウが地面に下りて吸水していた。

地面にだって栄養がある。