水曜日朝の善福寺公園は晴れたり曇ったり。気温は、きのうよりは多少低いが蒸し暑さは変わらず。
上池を半周して下池へ。
緑の中のアオサギ。
シオカラトンボが池の淵を飛びながら交尾している。
やがて葉っぱの陰にとまったが、くっついたまま離れない。
空中で飛行しながらのトンボの交尾をしばしば見るが、いつもすぐに離れてしまう。
しかし、トンボの交尾はわずか数秒のもあれば約6時間ぐらいと長いのもいるらしい。
けさ見たのは“念には念を入れ”派だったようだ。
オニグルミの実が落ちていた。
自然界ではすでに実りの秋の到来か。
クサギの青い実も顔を出していた。
ラピスラズリに似た美しい輝き。
名前は臭木(クサギ)だが、青い実の美しさは自然界の中でも随一ではと、いつもクサギの実をみて思う。
実際、クサギの実は青の染料となり、ぐつぐつ煮出すと青い色あいの染め物ができるという。
葉っぱの上にいたのは小さな小さなハエトリグモ。
マミジロハエトリのメスだろうか?
キュートな眼をしている。
ハエトリグモは眼が大きく発達しているのが特徴で、8つある眼のうち、前列に4つの眼が正面を向いていて、前中眼と呼ばれる真ん中の2つがレンズみたいに大きい。
のこりの4つの眼は頭胸部の背面周囲に並んでいるらしい。
前方に並んでいる眼は視力がよく、物の形も分かるという。
網を張って獲物がくるのを待ち受けるのではなく、歩き回って獲物を見つけなくてはいけないので、視力が頼り。それで真ん中の2つの眼はあんなに大きくなったのだろうか。
すぐそばにも別のハエトリグモ。
さらに3匹目がその近くにいた。
ありゃりゃこのクモ、ほかのクモの見えないところで口をもぐもぐさせていて、獲物を食べているところだった。
ゴマダラチョウの幼虫が朝のごあいさつ。
イオウハシリグモが葉っぱの上でジッとしている。
きょうはクモとよく出会う朝だった。