月曜日朝の善福寺公園は晴れたり曇ったり。風が弱いので助かる。
寒さゆるんだのか、池の氷は消えていた。
上池では、さけもきのうと同じようなところにカワセミ。
去年生まれた若い方のオスか。
池をめぐっていって、池のはじっこの目立たない場所にいたのは、おととし生まれた三郎だろうか?
小魚をゲットしてゴックンしたところ。
下池に向かっていると、高い木の枝にシメがいた。
下池にはキセキレイが飛んできていてた。
隠れていた虫をゲット。
ミミズみたいにクネクネしている。
やがてゴックン飲み込んで、満足したのか飛び去っていった。
それにしてもおなかがまん丸でボールみたい。
さらに池をめぐっていくが、なぜかけさは鳥の声があまりしない気がする。
ずいぶん静かだなーと思っていると、静かなはずだ、オオタカらしいのがやってきていた。
獲物を探してか、鋭い目つきであたりをうかがっていた。
下池を1周して上池に向かっていくと、小川のあたりでメジロやシジュウカラの声。
オオタカを避けてこっちまできてたのか。
ウグイスもやってきていた。
いつもは藪の中を移動していてなかなか姿をみせないが、けさはエサを探して出てきてくれ大サービス。
ふたたび上池に戻ると、さっきエサをゲットしたカワセミが、きのうと同じところに座り込んでいた。
おととし生まれた三郎だとすると、今年で生後まる2年になる。去年は8羽の子どもたちの父親だったが、どうやら縄張りを下池からやってきた若いオスに譲ったか奪われたかしたらしく、池の隅の方でジッとしている感じ。
池をめぐっていると、縄張りの主らしいのが枝にとまっていた。
野鳥、特に小型の野鳥の寿命は短くて、カワセミの平均寿命は2年といわれている。
もっともこれは人間と同じで生まれてすぐに死んだのも含まれるから、あくまで平均の寿命で、中には長生きするものもいるだろう。
飼育下のカワセミでは、ワライカワセミが上野動物園で11年1カ月生きたという記録があるらしい。
人間だって生物学的には120歳ぐらいまで生きられるらしいが、最適な環境下にあればカワセミだって長生きする。
しかし、縄張りを失えばエサが捕れなくなって力尽きたり、天敵に襲われることもある。
ほかの野鳥にしても、スズメは1年3カ月、シジュウカラは1年8カ月、ツバメは1年1カ月とかいわれるが、数は少ないものの、野生下においても経験や学習を積んで数年から10年以上生きることもあるといわれるから、三郎には「がんばってね」というほかはない。