火曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。曇ってるときは空気はひんやり。
6月1日、きょうから夏だ。
と思ったら池のほとりにキョウチクトウが咲いていた。
夏に咲く花、キョウチクトウが咲く1945年8月6日、米軍機が広島に原爆を投下した。一瞬にして焦土と化した広島。当時、草木が生えるまでには数十年かかるといわれたが、いち早く咲いて広島市民に復興への勇気を与えたのがキョウチクトウだった。
羽化直後のコシアキトンボ。
やっぱり夏だ。
カイツブリの巣はどうなったか?
夜中の雨で浮き巣がやられてしまったのだろうか、きのうは巣の上に座り込んでいたカイツブリがいない。1羽が枝を運んできた。
新たな子づくりのチャレンジを始めたのか。
上池のカワセミ。オスのようだが盛んにうしろを気にしている。
あとで聞いた話では、メスもやってきて交尾していたという。
とするとそれまでの子育てはうまくいかなかったのか。別のペアなのか?
ウメエダシャクかな?
翅は白色と黒色のまだら模様で、腹部は淡黄橙色で黒色の斑紋が並んでいる。
そっくりなのにトンボエダシャクやヒロオビトンボエダシャクもいるが。
ウメエダシャクは翅がより丸みを帯びていて、外縁沿いに黒紋が並ぶというから、やっぱりウメエダシャクか。
葉っぱにとまっていた虫、よく見ると触角がブラシみたいになっている。
1㎝ほどの小さな虫だが、オオユスリカのようだ。
ユスリカは池や川の淵などでよく見る小さな小さなカの仲間だが、刺して吸血するようなことはない。成虫になってからの寿命はわずか数日。その間に交尾をし、卵を産んで命をつないでいく。
ユスリカの仲間の中で最も大きいのがオオユスリカだ。
一見するとモフモフ、あるいはブラシのような櫛状の触角はオスだけだそうだ。数日しかない命だけに、モフモフの触角で何としても早くメスを探したいのだろうか。
ユスリカは蚊柱をつくることでも知られるが、これもオスがメスを呼び寄せるための行動で、オスの羽音にひかれてやってきたメスにオスが求婚するが、うまく交尾までたどり着くのは100匹のうちの1匹。
短い命の上に競争率もチョー高い。
水中で生活する幼虫は、ユラユラと体を揺らすことで水流を起こし、水底から浮かんできた藻類や微生物を食べて生育するという。この幼虫のしぐさから“揺すり蚊”の名がついたといわれる。
釣りのエサのアカムシとはユスリカの幼虫のことだ。
上池のカルガモのヒナは6羽から4羽に減っていたが、大きく育っていた。
きのうの雨に濡れた道端のツユクサ。
2本の雄しべが、元気よく足を突き出しているように見える。