イタリア・トスカーナの赤ワイン「アルパ・シラー」(ARPA SYRAH)2018」
イタリアの老舗ブランド、サルヴァトーレ・フェラガモがトスカーナで手がけるワイナリー、イル・ボッロのワイン。
「アルパ」とはイタリア語でハープの意味だとか。たしかに、ハープの調べのようなやさしい感じの調和のとれた味だった。
ワインの友で観たのはフジテレビで放送していたアメリカ映画「スカイクレイパー」。
2018年製作。
原題「Skyscraper」
監督/脚本ローソン・マーシャル・サーバー、出演ドウェイン・ジョンソン、ネーヴ・キャンベル、チン・ハン、ローランド・ムーラー、バイロン・マンほか。
香港に新しく建設された高さ1㎞、240階建ての世界最大のビル「ザ・パール」。住居だけでなくホテル、公園、オフィス、ショッピングモール、コンサートホール、展望台など、あらゆる設備が揃い、ビル自体が1つの街になっているといっても過言ではなかった。
ウィル(ドウェイン・ジョンソン)は、FBI人質救出部隊のリーダーだったが、ある事件での容疑者の自爆により義足になってFBIを辞め、家族とともにザ・パールに住みながらビルのセキュリティーシステムを調査する仕事に就いていたが、突如ザ・パールで大規模な火災が発生。ウィルの家族がいる住居フロアにも炎が迫る中、なぜかウィルは警察から事件の容疑者として指名手配されてしまう・・・。
なかなかよくできた映画で、劇場のスクリーンで観たらさぞや迫力満点だったろう。
高所恐怖症の人だったらきっと身震いする。
だが、途中から、「ダイハード」、いや「ミッション・インポッシブル」、いや、それより「タワーリング・インフェルノ」(1974年公開、ポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン主演)に似てるなーと思ったら、本当にあの映画の事件版みたいになっていった。
マネをすることは発明への一歩でもあるから否定はしないが、最後の終わり方(巨大ビルの火災をいかに鎮火させるか)なんか「タワーリング・インフェルノ」そっくりだった。40年以上も前の映画であっても、本作の監督は超高層ビル火災を描いた映画の傑作といわれるあの映画を意識せざるを得ず、何とかあの映画を乗り越えようとしたのだろうが、果たしてうまくいったのかどうか。