木曜日朝の善福寺公園は快晴。はじめは涼しかったが、日差しが強くなると蒸し暑くなる。
けさも池の真ん中にカワセミが2羽。子どものカワセミのようだ。
上池と下池をつなぐ小川、遅野井川で「トロールの森2020夏展 川に遊ぶ子ども達」が始まった。
毎年11月に善福寺公園上池周辺を中心に開催している野外アート展「トロールの森」の夏版。地元の桃井第4小学校の4年生が、自分の体をモデルにベニヤ板でヒトガタをつくり、自由に彩色して表現する試み。いつもはゴールデンウィークのころに開催していたが、今年はコロナ禍の影響で7月にずれ込んだ。
それでも、4年生93人がそれぞれのイメージをもとに“もう一人の自分”を描いている。
会期は7月13日まで。
カナブンらしいのが両脚を上げるポーズ。
威嚇しているのか、それともお手上げですとバンザイしているのか?
葉っぱの上に緑鮮やかなシャクトリムシ。
よく見ると赤や白・黒の斑点がちりばめられている。
それにしてもよくもこんな美しい緑で自分の体を表現するものだ。
人間の場合、色素をつくるのは限られた色素細胞だが、昆虫は体表にある真皮細胞のすべてが色素細胞として働くのだという。
だから、テレビでいえば画像素子みたいなものが体表の全面に広がっている感じで、昆虫はいわば点描の画家。体の表面に自由に好きな“絵”を描くことができる。
よーく見ると、どこかひょうきんな人間がつながっているようにも見えるが・・・。
カルガモの親子は、親を先頭に5羽の子どもたちが仲よくしていた。