土曜日朝の善福寺公園は快晴。木陰は涼しいが日なたはまぶしくて暑い。
公園ではきのうあたりからさかんにセミが鳴いている。
上池にメスのカワセミ。
ベッコウハゴロモの幼虫。近づくとドンドコ逃げていった。
上池と下池をむすぶ小川(遅野井川)にはけさもカワセミの子ども。
まだ幼い感じだが、一人立ちできたのだろう。
先日うまくエサをゲットできたのに味をしめたのか、場所を移動しながらダイブしたり、ホバリングしたりしていた。
下池を1周してふたたび上池に戻ると、夏の花、フヨウが1輪だけ咲いていた。
これから次々と咲いていくだろう。
池のほとりでイトトンボがとまっている。
その近くでは、長い脚でもつれ合っているクモ。
どうやらウロコアシナガグモが交接している最中のようだった。
こんなにもつれ合ってて絡みついたりしないのかな?
少し歩くと、今度はイトトンボが交尾中だった。
葉っぱにつかまって、長い時間交尾を続けている。
上がオスで下がメス。
オスは尾の先端でメスの首根っこをがっちりと押さえている。
オスのおなかの付け根には副性器と呼ばれるものがあって、あらかじめそこに精子を移しておくので、メスは尾の先端をオスの副性器にくっつけて交尾する。
そんなわけで交尾の形がときにハート形になるのだが、けさ見たのもそれに近い。
さらに子細に観察しようと近づくと、飛び立ってしまった。
先日は交尾したあとのイトトンボに遭遇し、オスがメスの首根っこをつかまえたまま葉っぱにぶら下がっているところを見たので、今度はどうだろうと追いかけると、すぐ近くの別の場所でさらに交尾を続けていた。
鳥の交尾は一瞬だが、昆虫は長いことつながったままでいることが多いようだ。