木曜日朝の善福寺公園は小雨。そのうちやむだろうと傘を差して出かけるが、結局、帰るまで降り続いた。涼しい朝。
上池には遠くにカワセミがいたが、遠すぎて年齢、性別わからず。
池をめぐっていると、コサギがエサを求めて近寄ってきた。
真剣なまなざし。
生きようとする気迫が感じられる。
下池にまわると、こちらは比較的近くにカワセミ。メスのようだが・・・。
よく首のまわること。見返り美人の図。
すると近くで別のカワセミの声がして、離れたところにもう1羽。
こちらはオスのようだが、いかにも若造っぽい。
たまたま居合わせた善福寺池のカワセミに詳しいカワセミ・ウォッチャーによると、2羽は上池で生まれたきょうだいらしい。上池のカワセミの子どもはすべてオスだと思っていたが、1羽はだんだんクチバシの下のほうが赤くなってきて、メスのようだという。
カワセミは成長すると自分の縄張りを持つようになり、ほかの個体がやってくると追い払うはずだが、きょうだいだと仲がいいのだろうか。
さきほどのメスらしいのが場所を移動してエサをねらっていた。
雨の中、シオカラトンボが翅を広げたまま枝にぶら下がっている。
シッカと捕まってる感じで、雨に濡れても平気な様子。
同じようにイトトンボも雨に濡れていた。
上池に戻ると、ここでもトンボがぶら下がっていた。
水の上をすばやく動くものがあり、木につかまってピタリととまった。
目を凝らすとアメンボだった。
それも2匹が重なっていた。
下の大きいのがメスで、上の小さいのがオス。
オスがメスの上に乗っかって交尾し、オスは交尾が終わっても、ほかのオスにとられないように乗っかったままでいる。
繁殖期はとっくに終わったと思っていたが、まだこれからでも頑張ろうとしているのだろうか。