木曜日朝の善福寺公園は曇り。最初涼しかったが、次第にムシムシしてくる。
木目模様のガが止まっていた。
うーむ、どう見たって木目だが、触角があるのでわかる。
するとこちらは、木目模様に擬態したウバタマコメツキか。
マツの木が好きだというからマツの樹肌に擬態したのか、近づくと素早く触角を隠した。
もう遅いんだけど。
この虫の名前の由来がおもしろい。
飛び跳ねる様子が人が米を搗いている姿に似ているというのでコメツキという名がついたが、本種はその仲間のうち、老婆のようにシワがあるように見えるのでウバタマとなったとかいわれる。
やけに筋肉モリモリのゾウムシかな?
いやいやもっと筋肉モリモリの虫がいた。
ヒゲナガカメムシというらしい。
ヒゲも長いが、それ以上に目立つのは前脚の太さ。
太い前脚で虫を捕まえる肉食の虫とかおもったらイネ科などの植物かち吸汁するヤサシイ虫らしい。
まるでアフリカのお面みたいなキマダラカメムシ。
黒褐色で、黄色の小斑紋がちらばっている。頭部から小楯板にかけて黄色の縦条も美しい。
台湾~東南アジア原産の外来種で、近年急速に分布を広げているんだとか。
アオモンイトトンボに似ているが、やけに脚が白い。モノサシトンボかな。
離れた場所にいたのは茶色いイトトンボ。
モノサシトンボのメスは茶色っぽいというが・・・。
葉っぱの裏に止まっているのはハチ?
尾っぽをはね上げて止まる姿から一瞬、メイガかと思ったが、それにしては脚が長い。
ハチに擬態しているガガンボの一種で、ホリカワクシヒゲガガンボのようだ。
長い名前だが漢字で書くと「堀川櫛髭大蚊」。ホリカワは発見者の名にちなむもので、オスは立派な髭櫛みたいなのがあるというのでこの名がついた。
とするとこの個体はメスか。
それにしても、こんなガカンボ初めて見た。