連休の狭間の金曜日朝の善福寺公園は快晴。朝から気温が高い。
公園のシャリンバイ(車輪梅)が咲き出した。
バラ科の花だが、枝のつき方が車輪のようだとも、丸い葉っぱのつき方が車輪のようだともいわれ、花が梅に似ているというのでこの名がついた。
「車輪」なんて言葉、昔からあったのかと思ったら、平安時代初期の827年(天長4年)の勅撰漢詩集「経国集」にすでに「車輪」の言葉がある。また、室町時代の「太平記」にも「車輪の如くなる炎」との記述があり、昔から使われていたようだ。
けさのカワセミは、上池にメスのH子らしいのがいた。
池をめぐっているとオスのカワセミもとまっていたが、すぐに飛び去って行った。
甘い匂いがするので見上げると、スイカズラが咲いていた。
丸まったササの葉っぱの中で触角をまっすぐに伸ばしているのはクヌギカメムシの幼虫か。
下池にまわると、ガカンボが交尾中。
けさは公園内のあちこちでテントウムシをたくさん見る。
4つ星のテントウムシ。
星いっぱいのテントウムシ。
やけに寸胴のテントウムシ?
いえいえ、テントウムシに擬態したクロボシツツハムシ。
赤色で翅に黒色の紋があるハムシ。寸胴型なのでツツハムシか。
甘い香りの花には虫も寄ってくる。
ノイバラにはヒラタアブ。
大型のハナバチもやってきていた。
ハルジオンかヒメジョオンにもヒラタアブ。
シジミチョウがジッとしてとまっていたが、片方の翅はボロボロだ。
上池に戻ると、カラタネオガタマが咲き出していた。
いかにもモクレン科の花らしい咲き方だ。
漢字で書くと「唐種招霊」。
「オガタマ」は「招霊(オキタマ)」が転訛したもので、もともと日本の暖地で自生するオガタマノキと同じように、神の依代として本種の葉を神前に供えたことによるという。
近くの区立公園のモミジのプロペラ(翼果)が実に見事だった。
子孫繁栄のため、テイクオフの準備完了!