水曜日朝の善福寺公園ははじめ曇り。蒸し暑さはきのうほどではない。
けさのカワセミの子どもたちは?
上池に4羽がいて、3羽が近くに並んでとまっていたが、もう1羽は、きのうもそうだったが遠くに飛んで行った。
クチナシの花が咲き出した。鼻を近づけるといい香り。
目の前を飛んでいた小さな虫がとまった。ガガンボか、かわいそうに脚が片方ちょん切れているようにみえる。
葉っぱの裏でハエが交尾している。
上からは見えないかもしれないが、横からだと・・・。
シジュウカラの群れが梢をめぐっていて、そこからはぐれたのか、あるいは独立心が強いのか、1羽が単独で枝にとまっていた。
親がエサを運んでくる様子はないから、もう自分でエサを探せるようになったのか。
黒と黄色のサイケチックな虫を発見。
トラそっくりの模様の、トラカミキリの仲間のようだ。
帰って調べたらタケトラカミキリのようだ。
一見するとハチに見える。天敵からわが身を守るためハチに擬態しているとされている。
成虫は夏に多く現れ、枯れたタケに産卵して幼虫はその中で育ち、翌年の初夏に蛹になるという。
黒と黄色のなかなか“凶暴”な色合い。
ジッとしているので前から近づくと、顔も怖そうで、ドーベルマンみたい。あるいは歌舞伎の隈取りか。
トラカミキリなんてはじめてみたが、日本にはトラカミキリの仲間が80種類以上生息していて、ほかにもエグリトラカミキリ、ヨツスジトラカミキリ、ブドウトラカミキリなどいろんなのがいるらしい。
カマキリがアリらしいのをつかまえてポリポリ食べているところに遭遇。アリの体の一部がこぼれて下に落ちている。
まだちっちゃいカマキリだったが、食欲は一人前だ。
アジサイの葉っぱの先にゴミかな?とよく見ると、小さな虫のようだ。
一瞬バナナムシ(ツマグロオオヨコバイ)かと思ったが明らかに違う。
ガのようだが、横から見ると口元あたりから牙(きば)のようなのが上に伸びている。
どうやらキバガの一種のようだ。
体が小さくて細長く、下唇鬚(かしんしゅ)と呼ばれる器官(においなどを感じる触角という)が長く伸び、湾曲して上方に向き、牙状となって頭上に突出しているのでキバガ(牙蛾)の名がある。
キバガの中でも翅の丸いルマルハキガバのようだが、マルハキガバは非常に多岐にわたっていて、現在全世界で約4000種ものマルハキバガが記録されているというから、特定するのはとても難しいという。
下唇鬚が上に伸びて湾曲してるのはほかのガの種類でもみられるらしいが、とりあえずキバガの仲間、ということにしておこう。
おなかがぱんぱんにふくらんでいるクモ。
産卵前のクサグモのメスだろうか。
クサグモは夏の今ごろに成熟するというから、早くもオスと出会って、おなかをふくらませたのかもしれない。
こちらもクサグモか、獲物をとらえたところのようだ。
しかし、頭の方の2対の黒い縦班が放射状に区切られているので、クサグモによく似たコクサグモかもしれない。