善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

トウキョウヒメハンミョウ

水曜日朝の善福寺公園は快晴。空気は涼しいが日差しは強く暑い。

 

上池ではカワセミがエサ獲り中だった。f:id:macchi105:20200617083932j:plain

場所を移して少し高いところから。f:id:macchi105:20200617083948j:plain

池をめぐっていると、さっきのかな?

すぐ目の前に止まっていて、しかも動かない。f:id:macchi105:20200617084007j:plain

しびれを切らして散歩の続き。

 

シャクガだろうか。翅に3本の横線が入っている。f:id:macchi105:20200617084103j:plain

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シャクガ科ヒメシャク亜科のマエキヒメシャク(前黄姫尺蛾)だろうか。  白地に灰色の3本の横線の入った翅を持つというが、よくわからん。

 

白いフワフワしたものが浮いている。

クモの糸に引っかかっているようなんだが、天女が手を合わせているみたいに見える。f:id:macchi105:20200617084148j:plain

やけに首が長く、まるで牙みたいな大きな顎を持つ虫が葉っぱの上にいた。f:id:macchi105:20200617084241j:plain

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帰ってから調べたら、ハンミョウの仲間のトウキョウヒメハンミョウとわかった。

ハンミョウ(斑猫)はかなりハデな色彩が特徴の虫だが、それより小さいからヒメとついたのか。トウキョウといっても別に東京原産というわけではなく、もともとは中国大陸か台湾に生息していて日本にやってきたといわれている。東京を中心に分布を広げたのでこの名がついたらしいから、貨物船かなんかにまぎれて東京の港に上陸したのか。

 

ハンミョウは英名を「タイガー・ビートル」といって、地面を走り回ってアリなどの昆虫を狩る肉食昆虫。トウキョウヒメハンミョウも同じで、鋭い顎で捕まえた小型の虫なんかをバリバリと噛み砕いて食べるのだろう。 ただし、もともと「斑猫」とは中国でツチハンミョウ科のキオビゲンセイという虫を指し、この虫は漢方に使われるほどの有毒な種類らしいが、日本のハンミョウ類はこれとはまったく別物で、毒はないそうだ。

 

けさ見た不思議な虫。f:id:macchi105:20200617084345j:plain

頭のあたりは黒地に半透明の斑点。

下のほうも半透明っぽいが・・・。

テントウムシみたいに丸い。ハムシの仲間か?