善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

善福寺公園のサクラのハチミツ

善福寺公園のサクラの花からとったというハチミツを購入。

毎日善福寺公園を散歩し、サクラの季節には花見を楽しんでいる身としては、ぜひとも味わいたいハチミツだ。f:id:macchi105:20200616165712j:plain

つくって売っているのは「森を守る蜂の話」という会社なのかグループなのか。

ホームページを見ると、中心になってやっているのは養蜂家の山口朝さんという人で、もともと郊外の山の中で養蜂を始めたが、住宅地である西荻窪でも養蜂ができるのではないかと善福寺公園の近くでミツバチを飼い始め、2016年からは本格的にハチミツづくりをしているという。

 

それにしても、善福寺界隈にはいろんな花が咲いているから、ミツバチを放てばいろんなところに行ってしまって、公園のサクラだけのハチミツなんてできるのかと不審に思うかもしれないが、単一の蜜だけを集める“離れ業”をミツバチはちゃんとやっている。

 

ミツバチは「社会性昆虫」と呼ばれるように、互いの仕事を分担し合い、規則正しい集団生活を営む1つの社会を築いている。社会生活を営むには互いの意思の疎通、つまりコミュニケーションが必要だが、それもミツバチはお手の物だ。

特に、蜜を探してきて仲間に伝える「尻振りダンス」は有名で、この研究はノーベル生理学医学賞にも輝いている(1973年のカール・フォン・フリッシュ)。

 

こういうコミュニケーション手段を持っているから、ミツバチは好き勝手に手当たり次第に飛んでいって蜜を集めるなんてムダなことはしない。

正確な情報を元に、豊富な蜜源があるとわかるとそこにターゲットを絞り、一心不乱に同じ花に通い続ける。

このようなミツバチの習性は「訪花の一定性」と呼ばれている。

 

果たして公園のサクラのハチミツはどんな味か?

食べのが楽しみ~。