善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

カリガネソウの生存戦略

木曜日朝の善福寺公園は曇り。このところの雨と仕事が重なり、久しぶりの公園散歩。涼しい朝。

 

公園に着くと、上池の遠くの方にカワセミがいた。メスのようだ。f:id:macchi105:20210708085356j:plain

 

アメンボが2匹。大きい方がメスで、手前の小さい方がオス。オスは上に乗っかろうとアタックするのだが、メスはすばやく逃げていく。f:id:macchi105:20210708085429j:plain

 

アオサギが首をのばしてエサをねらっていた。f:id:macchi105:20210708085500j:plain

首を縮めて、口を開けて・・・。f:id:macchi105:20210708085523j:plain

エサをゲットするかと思ったら、そのまま動かない。あきらめてこちらも散歩を続ける。

 

ちっちゃかったカマキリがだいぶ大きくなった。f:id:macchi105:20210708085559j:plain

 

カリガネソウ(雁草、雁金草)が咲いていた。f:id:macchi105:20210708085651j:plain

長く伸びた雄しべと雌しべ、左右に開く花の形が雁の飛翔に似ているというのでこの名がついた。「カリガネ」は雁(カリ)の鳴き声のことで、転じて鳥(雁)の異名。

別名はホカケソウ(帆掛草)。こっちもナルホドと思う。

 

そのカリガネソウにミツバチが蜜を吸いにきていた。f:id:macchi105:20210708085725j:plain

花に止まろうとするのだが、重さでぶら下がってしまう。

実はこれはカリガネソウの戦略。ミツバチが花にとまると、虫の重みで花びらが下がって花が首をもたげるように角度を変え、虫の背中に花粉と柱頭が付いて花粉を付けるとともに受粉もする仕掛けになっているのだとか。

 

けさもシジミチョウが多い。f:id:macchi105:20210708085752j:plain

 

アベリアの花にハチに擬態したガ、オオスカシバがやってきて、ホバリングしながら長い口吻をのばして蜜を吸っている。f:id:macchi105:20210708085813j:plain

するとそこへ本物?のハチ、クマバチだろうか、ハナバチがやってきた。f:id:macchi105:20210708085841j:plain

するとオオスカシバは逃げていって、ハチは花を独り占め。