月曜日朝の善福寺公園は快晴。きょうで7月も終りだが、このところ最高気温35℃以上の日が続き、今後も猛暑が続くという。何か自然に異変が起きなければいいが(いや、すでに起こっている?)。
公園に着くと、遊歩道を歩いているのはゴマダラカミキリ。
日陰を散歩中かな?
大きめのガが葉っぱの陰で休んでいる。
横線と斜め線が入っていて、頭の近くは毛がフサフサ。
胸のあたりもオレンジ色の毛がフサフサしていて、胴体はオレンジ色っぽい。
帰って図鑑で調べたら、ムクゲコノハとわかった。
頭の周辺も毛がフサフサだが、オスの後ろ翅にはむく毛のように長い毛の束があり、これがムクゲの名前の由来という。
くすんだ色の翅にスッと入った斜めと横の線がなかなか美しい。
しかし、図鑑で見ると、このガの本当の美しさは前翅を開くと見える後ろ翅にあるようだ。
写真で見ると、後ろ翅はオレンジ色と紺と白のコントラストが一段と美しい。
(学研の図鑑LIVE「昆虫」より)
止まってるときは前翅だけ見せて、何かのときには後ろ翅をチラッと見せるのだろうか。
まるで着物を着ているときに派手な裏地がチラッと見える江戸っ子のオシャレみたいで、“チラ見せ”の技が冴えている?
ヤガの仲間。夜蛾というくらいだからふだんは夜間に灯火かなんかに集まっていて、昼間はこうして葉っぱの陰で休んでいるのだろう。
上池をめぐっていると、飛び交っているのも多いが、休んでいるトンボも多い。
まず見つけたのはシオカラトンボ。
アキアカネ、それともナツアカネか。
上池を半周して下池へ。
途中の雑木林では羽化したてのニイニイゼミ。
羽化したばかりとはいえ、翅も胴体も脚までも、複眼以外はすべて白い。
白いのを見たら次は鮮やかな緑色。
バッタあるいはキリギリス系の虫が脱皮した直後みたいだ。
脱皮した脱け殻を引きずっている。
横顔はいかにもキリギリスっぽい。
帰って図鑑で調べたら、サトクダマキモドキに似ている。
木の上にすみ、翅は葉っぱの形に似ているという。
下池では、池のほとりにイトトンボ。
羽化直後のアブラゼミ。
枯れ枝に擬態したバッタ。
枯れた感じが実に見事で、ジッと動かず獲物を待ち受けている。
再び上池に戻ると、お尻を上げたポーズの小さいカマキリ。
ハラビロカマキリの幼虫かな。
ウチワヤンマが翅を休めていた。
けさはカワセミの姿はなし。
下池では、親のカワセミと2羽の幼鳥がいるらしいんだが。