水曜日朝の善福寺公園は曇り。気温は高く、都心の最低気温は午前5時半に10・6℃。
アオジがヨシに止まっていた。
やさしそうな顔をしているからメスだろうか。しきりに鳴いている。
こっちを向いたところ。
やがて頭をかすめるようにして飛んで行った。
テントウムシが葉っぱの上を動き回っていた。
こっちを向いたところを見ると、頭の方の両脇の白い斑点がまるで目のように見える。そうやって相手を威嚇しているのか。
葉っぱを移動中。
スタコラ移動して葉っぱの先端へ。
オットットと反転。
行き場がないとみたか、素早く飛んで行った。
公園内にまた新しい看板が設置されていた。
池の真ん中にカワセミ。
このところメスばかり見ていたが、けさはオスのようだ。
とすると交代でエサとりしているのだろうか。
キンクロハジロはまだ北へ帰っていないようだ。
オスが2羽のメスをはべらせていた。
初夏の訪れを告げるように、ライラックの花が咲いている。
フランス語名を「リラ(lilas)」といい、これが変化して「ライラック(lilac)」となったという。和名はムラサキハシドイ(紫丁香花)。
さらにリラの語源をたどると、ペルシャ語由来であるとか、サンスクリット語由来だとか、諸説あるらしい。
ライラックはヨーロッパ原産というのが通説だが、どうももっと東方が原産地らしい。
ライラックの森で知られる札幌の川下公園のHPによれば、ライラックの原種はヨーロッパ南東部(バルカン半島等)から東アジアにかけて約30種が分布しているという。
多くは中国・朝鮮半島などのヒマラヤ・アジアに分布し、その大半は中国に集中している。
日本にもライラックの同属で、遅咲きで樹高7~8mにもなる大型の固有種のハシドイ(ジャパニーズ・ツリー・ライラック)があるが、こちらは白い花を咲かせる。
ライラックはフランス人が好む花だったのか、16世紀ごろからフランスで栽培されるようになり、18世紀から19世紀後半までフランスで品種改良が盛んに行われるようになったという。それでフランス語のリラが世界に広がったのだろうか。
花の歴史に思いを馳せるとまた楽しい。
その近くにあった白い花。
アルプスオトメと表示されている。
アルプス乙女は長野県松本市で「ふじ」と「紅玉」を混植していたところ偶然生まれた新種だとか。
しかし、近年、遺伝子を調べたところ、親の掛け合わせは「ふじ」×「ヒメリンゴ」の可能性が高いことがわかったという。
ふじと紅玉の木ばかりのところに、遠くから姫リンゴの花粉が飛んできて、ちゃっかり受粉しちゃったのだろうか。
トキワツユクサの花をよーく見ると、花粉はハート型をしていた。