木曜日朝の善福寺公園は始め雲が多かったがやがて晴れ。
黄色い小さい花がたくさん咲いている。
ヘビイチゴだろうか。
似たような花にキジムロがある。
ヘビイチゴにキジムロ、それにミツバチグリなんかは同じバラ科キジムシロ属で、花だけ見るととてもよく似ているという。ハテ?
近づいてよーく見ると、この花の花粉もハート形をしている。
トキワツユクサといい、植物にとっての愛のカタチもハート形なんだろうか。
花粉がハートなら、モミジ(カエデ)の実はプロペラ形。
モミジの仲間の種子は「翼果(よくか)」とよばれる2枚の羽をもつ実の中にある。
なぜこんな形をしているかというと、タネを少しでも遠くに飛ばすため、クルクルまわるプロペラの形になっている。
風を味方にしようとする植物の知恵だ。
ハナミズキの小さな花がだんだん開花していっていた。
上池と下池をつなぐ小川(遅野井川)にマガモがいた。
すぐ近くにいたのでよく見ると、羽毛についた水滴がまるで汗のようにしたたっている。
マガモの羽毛はよほど撥水性が高いのだろう。
自然の撥水性能の高さに感服していると、そばにカワセミのオスが止まっていた。
やがて上池方面に飛んで行き、上池では2羽のカワセミが仲よく飛んでいた。
ところで、いつも4月下旬になると上池にはコイノボリが池の真ん中を泳ぎ、初夏の風物詩になっているが、けさ掲示板を見たら「今年はコイノボリの掲揚を中止します」とあった。
コイノボリを掲げたって“3密(密閉、密集、密接)”とは関係ないし、むしろ人々の心を癒す効果の方が大きいと思うが、何でもやめれば無難にすむと思っているのか? それとも癒しを求めて公園に来ないでくれといってるのか?