善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

エチオピア旅行記⑧ ダナキル砂漠と北エチオピア世界遺産周遊

旅行7日目、1月16日(土)はアクスムからラリベラまで飛行機で移動。乗ってる時間は30分ほど。
ラリベラも標高約2600mの高原都市。日中は暑く半袖で十分だが、朝晩は涼しい。
宿泊するホテルで昼食のあと教会見学。
ホテルのレストランの外にサイチョウっぽい鳥が止まっていた。
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12世紀ごろ、アクスム王国が衰え、ラリベラ王がここに都を移した。
その当時、エチオピアの周囲はイスラム教徒の支配地域になっていて、キリスト教徒らはエルサレムへの巡礼ができないでいた。そこで第2のエルサレム建設を試みたラリベラ王は、ヨルダン川とかオリーブ山とか、エルサレムを模した地名を各所につけていった。
巨大な一枚岩を掘り抜いてつくられた12の岩窟教会群が有名だ。

こんな伝説が残っている。
もともとラリベラはロハと呼ばれていた。
ここで王が生まれたとき、まわりを蜂が雲のように取り囲み、体をきれいになめた。ところが、赤子には傷跡ひとつ残っていなかったという。これは奇跡だ、というので、「蜂は彼の主権を認めたり」を意味するラリベラと名づけられたといわれる。ラリベラの「ラ」は蜂の意味だとか。

ラリベラ岩窟教会群はヨルダン川の西岸と東岸に第1グループ、第2グループと分かれていて、ラリベラ滞在1日目は第1グループを見て回る。

この日は土曜日とあってか道端でバザールが開かれていて、賑わっていた。
道路は人であふれている。
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寄ってくるのは子どもたち。
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こちらの靴屋さんは1足ではなく1個で売るという。客が自分で左右好きなのを選んで買うんだとか。
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聖救世主教会。風化を防ぐためユネスコが屋根を取り付けた。
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ラリベラ最大で、長さ33m、奥行き23m、高さ11mもあり、一枚岩をくり抜いてつくられた。
72本の柱は12使徒、24人の聖職者、36人の聖人をあらわす。
もともとは赤い色で塗られていたのだろうか。
飾り窓はアクスム様式とギリシャ風。
手前の柱は石を積み上げて作ってあるが、これはユネスコの修復によるもの。
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裏側にはオリジナルの柱が。
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教会の内部。カーテンの向こうにはタボットが納められてある。
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オレンジ色の棒のようなものは蜜蝋(ミツバチの分泌物で巣の材料)で作ったロウソク。
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隣にある別の教会。これも一枚岩から作った“一刀彫”だ。
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卍の模様。
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教会内部の模様もどこか妖しくて美しい。
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左には“ダビデの星”も。
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上方の穴は空気の通り道か?
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こちらはどことなく粗削り。
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白馬に乗った聖ジョージ。やっぱりアフロヘアだ。
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