善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ファミリー・ツリー」

「エナーテ・カベルネ・ソーヴィニヨン・メルロ(ENATE CABERNET SAUVIGNON MERLOT)2011」。
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エテーナはスペイン北部ピレネー山脈のふもと、ソモンターノ地方のワイナリー。
ソモンターノとは「山麓」という意味だそうで、平均海抜650m、冬にはまとまった降雨量があり、夏は暑く、非常に乾燥した土地という。
そこで栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ50%の赤ワイン。

酸味のあるジューシーな味わい。
ラベルの絵がしゃれている。

ワインの友で観たのは、先日NHKBSでやっていたジョージ・クルーニー主演の「ファミリー・ツリー」。
てっきり「家系」を巡る話かと思ったら現実の家族、それも不倫した妻を看取る映画。
原題は「The Descendants(末裔たち)」。

ジョージ・クルーニーが演じるのはハワイの王族の末裔で、オアフ島の土地を先祖から受け継ぎ管理する中年の男マット・キング。広大な土地の売却準備を進めていたところ、妻がボート事故で昏睡状態となり、もはや余命いくばくもないと知らされる。
実は妻には不倫の相手がいて、自分との離婚まで考えていたことも判明。その不倫相手の正体を確かめようと、17歳と10歳の娘、そして長女のボーイフレンドとともにカウアイ島へと向かう。

美しいハワイの風景がふんだんに出てくる。音楽もハワイっぽい。
そんな中で描かれる家族の離反、葛藤。親戚たちとの衝突もある。しかし、結局は妻の死との引き換えのように、残された家族はひとつに結ばれていく。

妻の不倫にうろたえる中年男をジョージ・クルーニーが好演。