おとといの5日は東京で梅雨入り。きのう6日は種まきのころの「芒種」で、朝から大雨。
そんな雨の中、夜は銀座のシャネル・ネクサスホールで「ヤング・コンサート・アーティスツ・フェスティバルウィーク2014」(12日までで、6日が初日)。
そんな雨の中、夜は銀座のシャネル・ネクサスホールで「ヤング・コンサート・アーティスツ・フェスティバルウィーク2014」(12日までで、6日が初日)。
アメリカの非営利団体「ヤング・コンサート・アーティスツ(YCA)」とシャネル・ネクサスホールとのコラボによる音楽フェスティバルで、今回で9回目。ネクサスホールの10周年でもあるというので、若手だけでなく1回目の出演者も顔を揃えたという。
曲目と演奏者は次の通り。
メシアン「世の終わりのための四重奏曲 第3楽章 鳥たちの深淵」
ホセ フランク=バイェステール(クラリネット)
ルイ・シュヴィッツゲーベル(ピアノ)
今回は各日のプログラムにフランス人作曲家の作品が演奏されるというので、1日目はメシアン。
彼は第2次大戦中ドイツ軍の捕虜となり、同じ収容所にクラリネット奏者などの演奏家がいて、彼らのために作った作品。
「ヨハネの黙示録」に想を得て作曲したもので、ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノの4つの楽器の組み合わせによる独奏と三重奏で構成され、第3楽章はクラリネットの独奏。
彼は第2次大戦中ドイツ軍の捕虜となり、同じ収容所にクラリネット奏者などの演奏家がいて、彼らのために作った作品。
「ヨハネの黙示録」に想を得て作曲したもので、ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノの4つの楽器の組み合わせによる独奏と三重奏で構成され、第3楽章はクラリネットの独奏。
まるで天の声のような重い響きだった。
きのう一番感動したのはベートーヴェンの「弦楽五重奏曲」。
普通、弦楽曲というとヴァイオリン2、ビィオラ、チェロ各1の四重奏が主で、ヴィオラを1本加えた弦楽五重奏はあまり聞く機会はない。
しかし、バロック期には五重奏はとてもポピュラーで、ボッケリーニは113曲もの五重奏曲を書いていたという。しかし、モーツァルトは6曲、ハイドンは0曲で、ベートーヴェンはわずかにこの1曲。
しかし、バロック期には五重奏はとてもポピュラーで、ボッケリーニは113曲もの五重奏曲を書いていたという。しかし、モーツァルトは6曲、ハイドンは0曲で、ベートーヴェンはわずかにこの1曲。
彼はこの曲を、交響曲第一番と第二番を作曲する合間の1801年に書いたという。
第4楽章はドラマチックで、それぞれの楽器がぶつかり合っているようだ。
終演後はシャンパンのサービス。オープニングだからか?
普段はテレビやパソコンの音ばかりで、あまり聞くことのないクラシックをナマで聞くと、何だが脳ミソをジャブジャブと洗濯をしているようで、スッキリとした気分になる。