善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

国立演芸場 新春国立名人会

きのう7日は、もうお正月は終わりと早朝に門松(ったってチャチなものだが)を片づけて、七草がゆ
午後は国立演芸場で「新春国立名人会」。まだ正月気分が抜けない。
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本日の出演者と演目は次の通り。
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トリが小三治というので出かけたが、どうも出演者のみなさんはお疲れ気味。
そりゃそうだ、年に一番の稼ぎどきだから、元日から寄席に出続けていてハヤ7日。高座で「疲れた、疲れた」を連発していた。

小三治に至っては、何とまた「甲府ぃ」。
前回の10月21日の国立演芸場「芸術祭寄席」でやったばっかりじゃないか。
ま、落語は何度聴いてもおもしろい、いやむしろ、何度も聴いてこその落語だから、前回とはまた違った聴き方ができてよかったが、それにしても2回続けて同じハナシとはねー。

本題よりまくらのほうがおもしろかった。
何しろ正月の寄席はモノスゴイらしい。
浅草演芸ホールなんかは元日から超満員で、芸人も1日で100人ぐらい出るらしくて、高座にあがっても1人4~5分。まともにハナシなんかしなくて、自己紹介で終わっちゃうのもあるらしい。

客席で急病人が出ても、ギュウギュウ満員だからとても運び出せない。救急車もあきらめて帰っちゃうし、正月が終わると毎年2人や3人のミイラが見つかるとか(もちろん冗談だが)。

ところで小さんは「門松は7日中に片づける」といっていた。
たしかに7日までは「松の内」だから、まだ正月気分でいいらしい。よかった。

正楽の紙切りでは客のリクエストにこたえて紙を切る。「獅子舞」「東京スカイツリー」にまじって「ノーベル賞」なんてものあった。
できあがったのはリクエストした人にプレゼントされるが、みなさんちゃんとご祝儀つき。心得てるんだね。
「闇夜のカラス」とリクエストしようと思ってやめてよかった。

最後は出演者が勢ぞろいして「手拭いまき」。
しっかりゲットしました(隣の人が)。
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