善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

新春国立名人会で初笑い

きょうは七草。
朝食は七草がゆ。ちなみにお米から炊いた本格?おかゆです。
門松飾りを外して地元の神社に持参。

午後は国立演芸場でこれも毎年恒例の初笑い。
2日から開催中の「新春国立名人会」で、本日が最終日でトリは柳家小三治
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運よく真ん中あたりの前から2番目の席で、おかげでよく見えた。

出演者と演目は次の通り。
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柳家花緑 親子酒
音楽パフォーマンス のだゆき
金原亭馬生 ざる屋(おしまいに踊りをサービス)
すず風にゃん子・金魚 漫才
桂文楽 掛け取り
(仲入り)
ダーク広和 奇術
柳家小さん 幇間腹
林家正楽 紙切り
柳家小三治 小言念仏

はじめに新春を寿いで太神楽曲芸協会のみなさんによる獅子舞があったが、内容が去年とはちょっと違っていて、獅子の舞いがとてもダイナミックだった。
最後に舞った人がチラリと顔を見せたが、若くてい~い男(ひょっとして女性?)だった。

正楽の紙切りではお客から「鶴と門松」などの注文が飛ぶ。「ゴジラ」と声がかかって切り始めると、御簾内から三味線でゴジラのテーマが流れていた。しかも大太鼓でゴジラの「ガオーッ」という答えまで真似ていて、なかなか見事。紙切りよりそっちに拍手を送りたくなった。

トリの小三治は、毎年まくらが楽しみだが、きょうも機嫌がいいのかまくらをエンエンとやっていた。
真打ち昇進のときの小三治の名前の由来(二つ目のときは「さん治」で、それが真打ちに昇進してなぜ「小」がついたのか。普通は名前が大きくなるのが当たり前ではないか)、正月の鏡餅のカビ問題などなど。
落語のほうはアッサリと「小言念仏」。
最初出てきたときは年寄り臭く見えたが、話し出すと若々しくて、今年も安心だ。

新しい年が笑いからはじまるのはいいことだ。
そういえば今年の三が日、テレビでは2日にテレビ東京、3日にNHKが寄席中継をやっていたが、両方の番組ともに一番おもしろくて笑ったのは「サンドウィッチマン」だった。
あんなに、はらを抱えて笑ったのは何年、いや何十年ぶりだろうか。