善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

駒込 寅蔵

月曜日は友人の紹介で駒込にある中華料理の店へ。
「炒め処・寅蔵」
これがすばらしくおいしい店だった。

駒込駅東口(田端、西日暮里寄り)の改札を出て左に曲り、「駒込銀座さつき通り」商店街を抜けた交差点を左へ、駅から4、5分のところにあるこじんまりした店。

カウンターがあって、手前に4人テーブル席が1つ。
何でもご主人は中国の方で、北京で140年以上の歴史を持つ北京ダックで有名な料理店「全聚徳」で16年間修行。日本人の奥さんとともに2008年にこの店をオープンしたのだとか。
「寅蔵」と聞くと、何となく日本っぽいが、ご主人は寅年生まれで、「蔵」とは中国では「館」を意味するのだとか。
ご主人は若く、奥さんと、そのお母さんとみられる人が忙しく立ち働いている。

本日は1人前4000円のコースを注文。
まずは生ビールのあと「じゃがいもの細切り冷菜」。シャリシャリパリパリの食感がなんともいえない。
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続いて、これも冷菜の「白肉(バイロー)」(豚ばらしょう油煮スライス)。冷たくしても脂っこくなく、あっさりした味わい。
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このあたりから紹興酒。1本目。
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「熱菜」に入ると、「大海老とアスパラ炒め」。とろみの加減が見た目にも美しい。大ぶりの海老のうまいこと。アスパラもちゃんと素材の味を主張している。
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感動したのが「黒酢酢ぶた」。外はパリパリで、中はジューシー。驚きのうまさ。
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2本目の紹興酒に突入。
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「めばるの清蒸煮」はめばる1匹を蒸し煮にしたもの。ほかもそうだが、これもあっさりとした味付けで、素材のうまみを引き出す料理の腕前に感服。
めばるは骨だけ残してきれいに食べて、給仕してくれる奥さんも「猫またぎですね」と喜んでくれた。
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「マーボー豆腐」。辛いことは辛いがうまみが勝る。
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「白肉と肉団子の土鍋煮」。スープがいける。
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「卵とトマト炒め」。肉が続いたので胃にやさしい献立の妙。
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このあたりから白酒(パイチュウ)。これが今まで飲んだことのない味わいの酒。まるで花のような香り。「金六福」と書いてあったが、名前からしてめでたそう。
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シメはご飯もので、「寅豆炒飯」と「蒸し鶏つゆそば」。
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デザートの「杏仁豆腐」がこれまた絶品。
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何度でも行きたくなっちゃうような店だった。
ただし、たっぷり食べたので朝まで満腹状態。いささか反省。

炒め処 寅蔵

北区西ヶ原1-1-1東光ビル1F
電話03-3918-2385
定休日 水曜日
営業時間 11:30~14:00 17:30~23:00