善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きょうの「ゲゲゲの女房」

きょうの「ゲゲゲの女房」。白眉は茂のセリフだ。

布美枝(松下奈緒)の長女の藍子(菊池和澄)は小学4年生になり、父親の水木しげる向井理)が妖怪を描く漫画家であるため、学校でクラスメートたちの好奇の目にさらされ、悩む。

そんなとき、しげるは子どもたちを自然に親しめるようにしようと富士山麓の山荘を買おうかと考え、布美枝や子どもたちとともに山荘に向い、1泊する。

電気が止まっているのでロウソクの火の下、その夜の親子の会話。

藍子「クラスの子に妖怪なんていないのに、漫画でウソかいてるって・・・。お父ちゃん、妖怪みたことあるの?」

しげる「うん、ないなあ。お父ちゃんもはっきり言うとみたことない」

藍子「なあんだ」

しげる「けど、気配(けはい)を感じたことは、何べんもあるぞ」

藍子「気配って?」

そこでしげるは、戦争中、ジャングルの中で塗りかべや天狗倒しと会った話をして、

しげる「昔の人はいろんな妖怪の気配を感じて、それを言い伝えに残してくれとる。お父ちゃんはみんながわかりやすいように、それを漫画や絵にかいてるんだ。目に見えぬものしか信じないというのはおとうちゃん、間違ってると思うな」

布美枝「見えんけど、おるんですね」

しげる「ああ、オバケも妖怪も、見えんけどおる。人間は、そういう不思議なものたちに囲まれた中で、生きとるンだぞ」

次週のテーマは「戦争と楽園」。