きょうの「ゲゲゲの女房」。白眉は茂のセリフだ。
電気が止まっているのでロウソクの火の下、その夜の親子の会話。
藍子「クラスの子に妖怪なんていないのに、漫画でウソかいてるって・・・。お父ちゃん、妖怪みたことあるの?」
しげる「うん、ないなあ。お父ちゃんもはっきり言うとみたことない」
藍子「なあんだ」
しげる「けど、気配(けはい)を感じたことは、何べんもあるぞ」
藍子「気配って?」
そこでしげるは、戦争中、ジャングルの中で塗りかべや天狗倒しと会った話をして、
しげる「昔の人はいろんな妖怪の気配を感じて、それを言い伝えに残してくれとる。お父ちゃんはみんながわかりやすいように、それを漫画や絵にかいてるんだ。目に見えぬものしか信じないというのはおとうちゃん、間違ってると思うな」
布美枝「見えんけど、おるんですね」
しげる「ああ、オバケも妖怪も、見えんけどおる。人間は、そういう不思議なものたちに囲まれた中で、生きとるンだぞ」
次週のテーマは「戦争と楽園」。