善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きょうのゲゲゲの女房

きょうの「ゲゲゲの女房
月刊ガロは月刊ゼタだった。創刊号の表紙はホンモノそっくり。

赤土四郎傑作撰集①
あずきあらい
黒い笹
月忍

水木しげる
不老不死の術

下段は赤土四郎描くところの忍者の疾走シーン。

白土三平は「赤土四郎」となっている。
「白土」が「赤土」でちょっとオヤジギャグっぽいが、白土三平の「赤目」にも通じるところがある。

実際の月刊ガロ創刊号の表紙は───。

白土三平傑作撰集①
ざしきわらし
赤い竹
陽忍
くぐつ

ざしきわらし→あずきあらい、赤い竹→黒い笹、陽忍→月忍、やっぱりオヤジギャグ。ただし、「くぐつ」のギャグは出なかったらしい)

水木しげるは実際に創刊号で「不老不死の術」を発表しているが表紙に名前はなく、ホントは、

内山賢次 動物百話
(内山賢次は「シートン動物記」などの訳者として有名)

それよりきょうの愁眉は月刊ゼタを創刊した深沢(村上弘明)の秘書、加納郁子(桜田聖子)のセリフだろう。
布美枝(松下奈緒)は自分の名刺を持つ加納の自立した姿に目を見張るが、加納はいう。

「あたし、名前がないのがいやなんです。・・名前がなかったんです、ずっと。前に勤めていた会社はそこそこ大きな会社でした。きれいな秘書室もあって、お給料もまあまあ。でも、何とか重役の秘書、それが名前でした。つまらないじゃないですか。会社ではだれだれの秘書、結婚したら何とかさんの奥さんになって、何とかちゃんのお母さんになって・・、そんなのつまらない」

布美枝はつぶやく。

「自分の名前か・・」