善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ゲゲゲの女房最終回

日曜日の善福寺公園は快晴。少し肌寒いが散歩すると快適。
数日前までの猛暑がウソのようだ。
いつの間にか彼岸花が咲いている。
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秋分の日のころはまだ咲いてなくて、「今年は遅いね」といっていたが、ようやく、といった感じ。まだつぼみのも多い。やはり異常な猛暑が開花を遅らせたのだろう。

彼岸花といえば、きのうの「ゲゲゲの女房」の最終回。彼岸花が咲く道を茂(向井理)と布美枝(松下奈緒)が歩いていくところで終わった。

最後の場面での布美枝のセリフ。

「私と一緒になってよかったんだろうか。別の人と一緒になったら、おとうちゃん、どげしただろ」

すると茂は、

「よかったんじゃないか・・・。お前で」

このシーンがよかったな。だって、そもそもこの宇宙に地球が誕生したのは偶然であり、地球に人類が誕生したのも偶然にすぎない。人間の進化にしたって、必然がそうしたのではなく、偶然そうなっただけ。人と人との出会いにしても偶然の産物であるならば、原作者の武良布枝さんの「ゲゲゲの女房」の副題の通り、「人生は・・・、終わりよければすべてよし!!」なのだろう。

もう1つ、きのうのシーン。
2人で山道を歩いていくと、べとべとさんと遭遇する。
「見ちゃいかん」と茂。
そして、2人そろって口にする呪文。「べとべとさん、先にお越し」。

布美枝「あれは、やっぱり・・・」。少女時代にべとべとさんと遭遇したとき、ギュッと手を握って「見えんけどおる」といってくれたあのときの少年は茂だ、と布美枝は確信したのではなかったか。

偶然は繰り返し、その中で人は必然を学んでいく。