チリの赤ワイン「ヒューソネット・カベルネ・ソーヴィニヨン(HUSSONET CABERNET SAUVIGNON)2015」
「アラス」とはスペイン語で「馬牧場」という意味だとか。
ワインの友で見たのは民放のBSで放送していた香港・中国合作の映画「イップ・マン 序章」。さらにその続編の香港映画「イップ・マン 葉問」。
「イップ・マン 序章」は2008年製作。原題「葉問」。
「イップ・マン 葉問」は2010年製作。原題「葉問2」。
監督ウィルソン・イップ、
出演ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー、ホァン・シャオミンほか。
実在の武術家・葉問(イップ・マン)を主人公にしたカンフー・アクション映画。
「葉問」という漢字の読みは、北京語では「イエ・ウェン」、広東語では「イップ・マン」と発音するらしい。
冷酷非道の日本軍の支配のもとイップ・マンは極貧の生活を強いられる。しかし、ついに占領軍の司令官であり空手家でもあった三浦との一騎討ちで勝利し、家族とともに日本軍支配地から脱出する。
「序章」の続編が「葉問」で、太平洋戦争後のイギリス植民地下にあった香港が舞台。ここでも占領国のイギリスが横暴を極めていて、チャンピオンだとかいうイギリス人ボクサーとイップ・マンとのリング上での死闘となり、ついにはコテンパンにやっつける。
日本では先に続編のほうの「葉問」が公開され、前作の「序章」の公開予定はなかったらしい。ところが、「葉問」のあまりの人気に、順序は逆となったが「序章」を公開することにしたという。「序章」は日本人をやっつける話だったので配給会社が“忖度”を働かせて公開を躊躇したのだろうが、「儲かるならいいや」と公開に踏み切ったのだろう。
とにかくカンフー・アクションがすばらしく、胸のすく展開。
それだけでなく、普段はもの静かで、家族を大事にしつつも、人間としての尊厳や民族の誇りを捨てないイップ・マンの生き方に共感できる。
「葉問」の最後のシーンで、イップ・マンのもとに1人の少年が訪れる。
「名前は?」と聞くと「李小龍」と答え、「ケンカで強くなりたいから武術を教えてくれ」という。
イップ・マンは笑顔を浮かべて「もう少し大きくなったらまたおいで」とその少年を帰らせるが、のちに弟子となるブルース・リーとイップ・マンとの最初の出会いであった。