善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「バーティカル・リミット」ほか

チリの赤ワイン「サンタ・ディグナ・カルメネール・グラン・レゼルヴァ(SANTA DIGNA CARMENERE GRAN RESERVA)2018」f:id:macchi105:20210205132946j:plain

スペインのトーレスがチリで手がけるワイン。

ブドウ品種はチリの代表品種カルメネール。

とても飲みやすいワイン。

 

ワインの友で観たのは民放で放送していたアメリカ映画「バーティカル・リミット」。

200年に公開の山岳アクション映画。

監督マーティン・キャンベル、出演クリス・オドネルビル・パクストン、ロビン・タネイ、スコット・グレンほか。

 

モニュメント・バレーの断崖クライミング中に起きた事故で、兄ピーター(クリス・オドネル)は妹のアニー(ロビン・タネイ)と自身を救うため父親の命綱を切ることを決断した。兄は苦悩から逃れるためにクライマーをやめて写真家となるが、妹は父親の夢を追って登山家となる。

3年後、アニーは大金持ちの登山家ヴォーン(ビル・パクストン)のチームの一員として世界第2位の高峰K2登頂に挑む。嵐の発生で登頂は危険と判断されるも、ヴォーンはそれを無視してなおも登山を強行。雪崩に巻き込まれて標高8000mの地点でクレバスに閉じ込められてしまう。妹を救うリミットは22時間。兄は、K2をよく知る登山家ウィック(スコット・グレン)らとともに爆破用のニトロを背負って危険な救助に向かうが・・・。

 

「vertical Limit」とは、直訳すれば「極限の高度」とか「極限の頂上」という意味で、標高8000メートルという死の領域での極限状態ということなのだろう。

多少でも登山を知っていればあり得ない話の展開なのだが、そこは映画づくりがうまいハリウッドのなせるワザなのか、ハラハラ・ドキドキしながら見てしまった。

スコット・グレンがシブい味。

 

ついでにその前に観た映画。

NHKBSで放送していたアメリカ映画「勝利への脱出」

1981年の作品。原題は「ESCAPE TO VICTORY」

監督ジョン・ヒューストン、出演シルベスター・スタローンマイケル・ケインマックス・フォン・シドー、キャロル・ロール、ペレほか。

 

ナチス占領下の連合軍捕虜収容所で、ドイツ軍と連合軍捕虜とのサッカー試合が企画された。ドイツ軍はこの試合を利用して兵士の士気高揚を目指す一方、捕虜たちは脱走計画を企てるが・・・。

物語の展開より、“サッカーの王様”ペレや、引退した各国のスター選手が多数出演したサッカーの試合がおもしろった。

ペレのオーバーヘッドシュートの見事なこと!

 

民放で放送されたアメリカ映画「ロミオ・マスト・ダイ」。

2000年の作品。原題も「ROMEO MUST DIE」

監督アンジェイ・バートコウィアク、出演ジェット・リーアリーヤ、イザイア・ワシントン、ラッセル・ウォンほか。

 

舞台はアメリカ・オークランド。アジア系とアフリカ系の2大犯罪組織が激しく相争う中、それぞれの組織のボスの息子と娘が、許されぬ恋に落ちてしまい・・・。

ロミオとジュリエット」を下敷きにした話らしいが、「ROMEO MUST DIE」って「ロミオ死すべし」という意味か。

見どころは、カンフーとヒップホップ音楽が融合しながらのジェット・リーのアクション。

消防ホースを使ったカンフーもスゴイが、「女は殴らない主義」というジェット・リーが女ライダーと対決するときどうしたかというと、一緒にいたジュリエット役のアリーヤを抱えて彼女を武器にしてカンフー・アクションを展開する。

スゴイと感心して見たほうがいいのか、笑っちゃっていいのか・・・。

 

ちなみにジェット・リーは8歳のときに中国のジュニアスポーツエリートが通う北京業余体育学校に入学。このころから中国武術を習い始め、1974年から5年連続で中国全国武術大会で個人総合優勝を果たし、その身体能力を生かして1982年に「少林寺」で映画デビュー。北京業余体育学校には、同い年のドニー・イェンがいたという。

 

うーむ、今週観た映画は“体育会系”が多い。