善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「マッキントッシュの男」

イタリア・ヴェネト州の赤ワイン「コルテ・ジャーラ・ヴァルポリチェッラ(CORTE GIARA VALPOLICELLA)2016」
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ヴァルポリチェッラはイタリアのD.O.C.ワイン。その名前は作られる地域から来ていて、北イタリアのヴェネト州ヴェローナ近郊で作られるイタリアを代表する赤ワインの一つ。
ブドウ品種はコルヴィーナ・ヴェロネーゼ75%、ロンディネッラ20%、モリナーラ5%。
ヴェローナサンタナスターシャ教会でみたピサネロのフレスコ画「聖ゲオルギウスと王女」を思い起こしながら飲む。

ついでにその数日前に飲んだのはオーストラリアの赤ワイン「ジービー・56・シラーズ(GB 56 SHIRAZ)2017」
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南オーストラリアのワイン産地バロッサでつくられる赤ワイン。
シラーズ100%。
ときどき飲むワインで安心して飲める。

さらにその数日前に飲んだのはチリの赤ワイン「モンテス・クラシック・シリーズ・メルロ(MONTES CLASSIC SERIES MERLOT)2017」
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チリを代表するワインメーカー、モンテス社のワイン。
メルロ、カルメネール。
これもときどき飲むワインだ。

ワインの友で観たのはNHKBSで2月に放送していたアメリカ・イギリス合作の「マッキントッシュの男」。
1973年の作品。原題「THE MACKINTOSH MAN」。
監督ジョン・ヒューストン、出演ポール・ニューマンドミニク・サンダ、ジェームズ・メイスンほか。

プロの泥棒リアデン(ポール・ニューマン)は、マッキントッシュという男が準備した宝石強盗計画を秘書スミス夫人の協力で実行に移すが、犯行直後に逮捕、投獄されてしまう。やがて刑務所内で持ちかけられた脱獄計画に挑むリアデンだったが…。
泥棒がいつの間にかイギリス、アイルランド、マルタを舞台に国際的スパイ戦争に巻き込まれていくサスペンス・アクション。

あの時代の風俗がよく分かる。
ロンドンで宝石強盗に失敗したリアデンはイギリスの刑務所で服役するが、そこではナント、囚人はみんな背広にネクタイ姿。紳士の国イギリスだからか? ひょっとして今もそうなのか?
荒涼とした岩だらけのシーンが出てくるが、場所はアイルランドで、これもかつて行ったアイルランド旅行を思い出させてくれた。

ただし、話がややこしてく、酒を飲みながら見る映画じゃないと思った。
ワイン飲みながらでオススメなのは、かつての西部劇のような単純明快なものかも。

ほかに最近、録画しておいて観た映画。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」2016年、イギリスの映画。実話にもとづくそうだが、なかなか感動的だった。主演は何てったってネコ!
「ハッド」1963年のアメリカ映画。出演ポール・ニューマン、メルヴィン・ダグラス、パトリシア・ニールほか。「エデンの東」みたいな映画だった。
「シカゴ」2002年のアメリカ映画。出演レニー・ゼルウィガーリチャード・ギアキャサリン・ゼタ=ジョーンズほか。
女囚ロキシーが腹話術の人形にされて踊り出し、記者たちもマリオネットになって弁護士ビリーの思うままに操られて踊るシーンが圧巻。
「新婚道中記」1937年のアメリカ映画。出演アイリーン・ダンケーリー・グラントほか。何と80年も前ののどかな映画だが、楽しめた。