日曜日は池袋にある「あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)」で橋本フサヨと鈴木秀城のぜんぷくトリヲ、金度完、小野越郎出演によるパントマイムとダンス、三線で描くファンタジー「海のこどもたち」を観る。
作・演出は「焼肉ドラゴン」の鄭義信。昨年2016年に沖縄で上演され好評だったのを東京で初上演したという。
作・演出は「焼肉ドラゴン」の鄭義信。昨年2016年に沖縄で上演され好評だったのを東京で初上演したという。
ついでにいえば「あうるすぽっと」の「あうる」とは「フクロウ」のことであり、「イケフクロウ」に由来しているんだとか。
「池袋はかつて湿地帯でフクロウが多く生息していたことから池フクロウが転じて池袋になった」という説があるらしく、それで「あうるすぽっと」。ホントか?
「池袋はかつて湿地帯でフクロウが多く生息していたことから池フクロウが転じて池袋になった」という説があるらしく、それで「あうるすぽっと」。ホントか?
会場となったホールは300人ぐらいのキャパがあるそうだが、ほぼ満員の盛況。小学生ぐらいの子ども連れのお母さんから老若男女、多彩な年齢層が会場を埋めていた。根強い人気があるのだろう。
橋本フサヨと鈴木秀城はともにパントマイマーで、毎年秋の「トロールの森」に出演していて長年にわたってファン。
金度完は2人よりはちょっと若い感じだがやはりパントマイマーで、今回初めて見た。
小野越郎はもともと津軽三味線の奏者だそうだが、今回は沖縄の三線(さんしん)を巧みに弾いていた。
金度完は2人よりはちょっと若い感じだがやはりパントマイマーで、今回初めて見た。
小野越郎はもともと津軽三味線の奏者だそうだが、今回は沖縄の三線(さんしん)を巧みに弾いていた。
三線の響きと沖縄の歌は入るが、あとはセリフが一切ない無言劇。
舞台狭しと飛び跳ねる体の動きだけで表現するのだが、それが実に見事で、ときに大笑いしたり、楽しい気分になったり、怖くなったり、そして最後は泣けてくる舞台だった。
沖縄の少年たちの、冒険と、成長の物語だった。
舞台狭しと飛び跳ねる体の動きだけで表現するのだが、それが実に見事で、ときに大笑いしたり、楽しい気分になったり、怖くなったり、そして最後は泣けてくる舞台だった。
沖縄の少年たちの、冒険と、成長の物語だった。
悲惨な沖縄戦をへて、大人になった3人は再会し、懐かしい思いを分かち合って舞台は終わる。
その最後のほうで、3人で沖縄ソバをすするとき、ちゃんとコーレーグースー(島唐辛子の泡盛漬け)を2回振って食べていた。
これぞ正しい沖縄ソバの食べ方。芸の細かさに感服した。
その最後のほうで、3人で沖縄ソバをすするとき、ちゃんとコーレーグースー(島唐辛子の泡盛漬け)を2回振って食べていた。
これぞ正しい沖縄ソバの食べ方。芸の細かさに感服した。
それにしても1時間40分をノンストップで動きっぱなし。
最後の渾身のダンスなんて羽生結弦が最終版に4回転半を2回続けるに等しい。若いってスゴイ。
エネルギーが爆発する舞台を見ていると、こちらも涼しい気持ちになるから不思議だ。
最後の渾身のダンスなんて羽生結弦が最終版に4回転半を2回続けるに等しい。若いってスゴイ。
エネルギーが爆発する舞台を見ていると、こちらも涼しい気持ちになるから不思議だ。