土曜日朝の善福寺公園は晴れ。暑さは相変わらずだが、秋っぽさも増している。
けさは上池に4羽、ひょっとしたら5羽のカワセミ。
まずは公園に着いて上池をめぐろうとしたら、いきなり2羽のカワセミと遭遇。
しかも2羽ともメスで、至近距離で並んでいる。
居合わせた善福寺池のカワセミに詳しいカワセミウオッチャーに聞いたら、1羽は今年2番子まで産んだヤエちゃんで、もう1羽はヤエちゃんの子どもで2番子の末っ子ではないかという。
ということは、巣立ったあと独立してどこかに飛び去った2番子がふたたび生まれ故郷にやってきて、それを母親が追い払おうとしているのだろうか?
カワセミは、繁殖期以外は単独で行動し、自分のテリトリーを持つというから、両雄、じゃない両雌並び立たず?
左側にいたのは母親のヤエちゃん?
池の反対側の遠くのほうには、オスのカワセミ。
ヤエちゃんの亭主のマルちゃん、2番子にとっては父親のマルちゃんだ。
われ関せずといった感じて知らんぷりしている。
さらに池をめぐっていると、4羽目のカワセミ。
まだ幼い感じで、遅く生まれた3番子だろうか?
しかし、マルちゃんとヤエちゃんは2番子までしかつくってないから、川(善福寺川)で生まれた子がここまでやってきたのか?
さらに歩いていくと、5羽目のカワセミ。
メスのようだが、ひょっとして先ほどにらみ合っていた2羽のメスのどっちかがここまで飛んできたのか?
それともやはり川の方からきた別のカワセミか?
いずれにしろ、にぎやかな公園の朝。
上池と下池をつなぐ小川(遅野井川)にはけさもハグロトンボ。
先日はオスだったが、けさはメスが1羽だけ。
下池をめぐっていると、コムラサキらしきチョウが飛んできて、葉っぱの上にとまった。
正面から見ると、翅を広げて黄色い口吻をのばしている。
葉っぱの上で吸水行動をしているのか。
そーっと近寄って上から見ると、コムラサキのオスなら光線の加減で翅が紫色に変化するのだが、色が変わらない。
ということはメスだろうか?
赤い色をしたイトトンボ。
アゲハが飛んできてアベリアの花にとまり、蜜を吸い始めた。
その近くには、ツートンカラーのカマキリ。
シオカラトンボが交尾しながら飛んでいて、別れたと思ったら、すぐにメスが産卵を始めた。
お尻の先をチョイチョイを水面に叩きつけては産卵している。
その上を、オスが旋回しながら見守っている。
自分の遺伝子が確実に受け継がれたか、見届けているのだろう。
クサギの実が顔を出してきた。
青く輝くラピスラズリのような美しさ。
おやおや?もう秋だというのに羽化直後のセミを発見。
下に脱け殻が見えるが、まだまだがんばるぞーといってるみたい。
そういえば、セミの声がまだ衰えずに聞こえてくる。
夏だったり秋だったり、その移ろいを楽しめるのが今の時期だろうか。