土曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。台風が西日本に上陸したあと停滞気味で、朝方にはものすごい、叩きつけるような雨が降っていた。その後、やんできたので、公園1周。
善福寺池のまわりはあちこちで大きな水たまり。
池の水もあふれんばかりで、遊歩道との境目がなくなっているところも。
水がボコボコ湧き出ている。
武蔵野台地の伏流水が流れ出ているのだろうか?
公園内の生き物たちはいつも通り。
上池の、いつもの定位置にオスのカワセミのマルちゃん。と思ってよく見ると、マルちゃんより若いオスのカワセミ。
どこかからかやってきたのだろうか?
羽を広げたウと並んでとまっていた。
ササの葉っぱの上にはクリクリお目めのハエトリグモ。
池をめぐっていると、先ほどオスがいたのとはかなり離れたところにメスのカワセミ。
こちらも、今まで見ていたヤエちゃんではなく、もっと若いメスのように見える。
マルちゃんもヤエちゃんも今年で2歳だから、年寄りというほどではないが、今年生まれたばかりのもっと若いカワセミと入れ代わる世代交代が始まっているのだろうか?
公園内にはあちこちでキノコがニョキニョキ。
けさもハグロトンボのオス。
斜め後ろからなので多少胴が短いが、金青緑色に輝いている。
ときどき翅を広げているのは、翅の調子をたしかめているのか。
それとも何かのサイン?
大きめのコガネムシ、それともカナブン?
カナブンは体が全体に角張っていて、羽の付け根が逆三角形。
とするとカナブンか?頭も角張っている。
アカボシゴマダラが葉っぱの上でジッとしていた。
近づいても逃げていかない。
翅の下のほうが千切れているから、そろそろ寿命が尽きるころなのか?
黄色い口吻も、休んでるときはクルクルッと巻いてあるのに、ダランとしている。
チョウの寿命は成虫になってから2週間ぐらいといわれるが、人間のように老化によって心身が弱っていって、免疫力も低下して病気をしたりして死んでいくのだろうか?
それとも元気なまま、ある日パタッと死んでしまうのだろうか?
先日チリのドキュメター映画の「エターナルメモリー」を観たあとだけに、公園の生き物を見るとふと老化と寿命について考えるときがある。
公園の隣の屋敷林からサネカズラの実が顔を出している。
まだ青いが、早くも丸い粒状になっていた。