善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ブルーのアイリングに長~い尾羽のサンコウチョウ

金曜日朝の善福寺公園は久々の快晴。気温は低いが陽に照らされて次第に暖かくなっていく。

 

上池にはヤエちゃんらしいメスのカワセミ

オスのマルちゃんは卵を温めていて、交代で食事にやってきたのかな?

場所を移動してエサをねらっている。

 

高い木の上の方からサンコウチョウの鳴き声が聞こえる。

2、3日前も鳴き声を聞いて長い尾羽だけ見えたが、まだ善福寺公園に滞在しているようだ。

忙しく枝をめぐっていて、ひと休みしたところを激写!

ブルーのアイリングに長~い尾羽が特徴というが、それにしても長い。

食性は昆虫食というから虫を探しているのかな?

さえずりが「ツキ・ホシ・ヒ・ホイホイホイ」と鳴いているように聞こえるので月(ツキ)星(ホシ)日(ヒ)の3つの光で「三光鳥(サンコウチョウ)」。

5月ごろに中国南部やスマトラ半島あたりから日本にやってきて繁殖し、秋になると再び南へ渡っていく。

平地から低い山の薄暗い林で繁殖するというが、繁殖地に行く途中、善福寺公園にも立ち寄るみたいだ。

繁殖期のオスは体長の3倍ぐらいの尾羽を持っていて、秋になって南に渡るときには尾羽はなくなっている。

なぜサンコウチョウはあんな長い尾を持っているのか?

よく見ると尾羽は2本あり、1対の飾り羽として生えていて、繁殖期にメスの気を引くためにあるのではないかといわれている。

1年目の若いときには長い尾羽はなく、2年目ぐらいになると20㎝ぐらいに伸びて、3年以上の成鳥になると30㎝ぐらいの長さまで伸びるという。

「立派な子孫を残す自信があるよ」とメスにアピールするため、あえて飛びにくくなるほどの長い尾を自慢しているのだろうか。

それで、繁殖期が終わるとメスにアピールする必要がなくなって自然と抜け落ちるのだろう。

けさのサンコウチョウの尾羽はとても長かったから、きっと成熟した大人に違いない。

よく見ると、くちばしもブルーに見えた。

林の中が好きなのか、なかなか外には出てきてくれず、やがて姿が見えなくなった。

飛びつかれてどこかで休んでいるのか、それともエサを求めて飛び去ったか?