善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

花散らしの鳥

水曜日朝の善福寺公園は曇り。昼から雨の予報だが、今のところはまだ空は我慢してくれている。

 

公園のサクラはこのところ暖かい日が続いて一気に開花している。

開花が始まったサクラにエナガがやってきた。

 

上池を半周して下池に向かう途中にはシロハラ

枝にとまって盛んにさえずっている。

メスを誘うラブソングか、「早く北へ帰ろうよ」といってるのか。

 

開花したソメイヨシノの木に何羽ものワカケホンセイインコがやってきて、蜜を吸おうとしている。

オスとメスでチュッチュしている?

いえ、蜜をめぐっての争奪戦のようだ。

写真の下の1羽がくちばしに花をくわえていて、それをもう1羽が横取りしようとしているのか。

ワカケホンセイインコはもともとインドやスリランカに住み、ペットとしてやってきたのが野生化したといわれるが、南方の鳥だけに蜜が大好物。ただし、同じ南方系でもメジロなどは上手に花の奥にくちばしを差し入れて蜜を吸うが、それができないので花を噛みちぎって蜜を吸い、花はそのままポイと捨ててしまう。

このため“花散らしの鳥”ともいわれる。

ちぎって捨てられた花がたくさん落ちていた。

 

下池をめぐっているとウグイスの地鳴きが聞こえる。

目をこらすとヨシの中から一瞬だけ姿を見せてくれた。

 

上空を滑空している大型の鳥。アオサギだ。

どこかねぐらから飛んできたのだろう。

羽ばたきをやめてソフトランディングしようとしている。

やがて、アオサギは舞い降りた。

 

カラスが枝をくわえている。

巣の材料を集めているようで、軟らかそうな枝だからベッドに使うのか。

 

すっくと立ってコワイ顔のアオサギ

さっき舞い降りたのとは違うやつみたい。

 

ベニバナトキワマンサクが満開になっていた。

花びらが細い短冊みたいになっているのが特徴だが、つぼみのときはまるまっている。

それが次第にほどけてきて、花となる。

不思議な花の咲き方だ。

 

下池を1周して再び上池に向かう途中にはアオジ

地面に落ちた木の実を探しているようだ。

ゲットした実を、時間をかけて飲み込もうとしていた。

 

近くでシロハラもエサ探し中。

冬鳥の中で、まだ公園に残っているのはシロハラツグミぐらいになってきた。

 

上池では、遠くの対岸にカワセミが1羽。盛んに羽繕い中。

けさもヤエちゃんとマルちゃんは交尾していたというから、愛を確かめ合っているところだろうか。