善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

早春のルリビタキ

木曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり日もさすが、北風が冷たい。

 

公園につくと、けさも最初はハチジョウツグミ

相変わらず地面に積もった落葉をひっくり返す作業に余念がない。

 

上池をめぐっていると、ピーピー鳴き交わすカワセミの声。

目を凝らすと2羽のカワセミご対面中。

右下がヤエちゃんらしいメス、左上がオス。マルちゃんか、はたまた小四郎か?

たぶんデート中なんだろうが、積極的なのはメスのほう。

盛んにピーピー鳴いている。

オスはどちらかというソッポを向いた感じ。

メスは早熟でオスは奥手?

例年、今ごろの時期はいつもそうなんだが。

 

上池を半周して下池に向かう。

途中にはコゲラと遭遇。

太い木をスルスルのぼっていく。

虫が隠れていそうなところで幹をコンコンと叩く。

幹の中にまでくちばしが食い込んでいる。

コゲラが幹をつつくと木を痛めるのではないかというとそんなことはなく、木を害する虫を捕らえてくれるので、コゲラは木を守る働きもしているんだとか。

 

下池をめぐっていると、数日前までメジロが毎日のように蜜を吸いにやってきていたカワヅザクラの木に、けさもメジロがやってきていた。

このところ姿を見なかったが、まだ花から蜜がたくさん出ているのだろう。

カワヅザクラの花は下向きに咲くので、メジロも逆さになったりして下からクチバシを差し込んでいる。

 

メジロの姿に見とれていたら、今度はエナガが飛んできた。

しかも、いつもは高い木の上の方の梢をめぐっていくのに、けさは目の前までおりてきてくた。

北海道のシマエナガがかわいいというけど、東京のエナガもかわいいよー。

 

下池を1州して再び上池へ。

途中には、ジョウビタキのオス。

歩いていく方向に少しずつ移動していくので、まるで一緒に散歩しているみたいだった。

 

久しぶりにルリビタキのオスを発見!

先月末に見て以来だから、ほぼ1週間ぶりだ。

見てないだけで実はその間もこっそりきてたかもしれないが、それにしても久しぶり。

日本に生息しているルリビタキは渡り鳥ではなく、標高1500m以上のやや高い山地で繁殖し、冬になると低地におりてくる漂鳥なのだという。

山での繁殖期は4、5月ぐらいからだそうなので、まだしばらくはいてくれるんだろうか。

 

公園から帰ろうとしたら、またまたピーピー鳴くカワセミの声が聞こえる。

さっきとは違う場所で向かい合う2羽のカワセミ

しかもさっきよりも距離が縮まってるではないか。

愛は駆け足で・・・?