善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

水鏡を見つめるウグイス

日曜日朝の善福寺公園は曇り。日が差さないと寒さひとしお。

 

公園に着くと、上池のオスのカワセミ、マルちゃんがお出迎え。

小さめの魚をゲットしてすばやく飲み込んでいた。

 

上池の次は下池へ。

池をめぐっていると、ウグイスが水を飲みにやってきていた。

警戒しているのだろう、しきりに様子をうかがっている。

水面をジッと見つめて、ナルキッソスみたい。

ナルキッソスはで水を飲もうとして水面に映る自分の姿に恋をした。それがナルシストの由来だとか。

エサもゲットしつつヨシの林の中へ消えていった。

 

シメが木の実を食べにやってきた。

北の国からやってきた冬鳥。シメの名は、「シー」と聞こえる鳴き声と、鳥を意味する接尾語の「メ」に由来しているとされる。

万力のような太くて短いクハバシが特徴で、人間がリンゴをガブリとかじるときと同じぐらいのおよそ50㎏に及ぶ力で固いタネをかみ砕くことができるという。

 

下池を1周して再び上池に向かう途中の小川(遅野井川)では、ジョウビタキのオスが水を飲みにやってきていた。

川のほとり近くまでやってきて、背伸びしてまわりを見ている。

さきほどのウグイスもそうだが、野鳥たちにとっても水は“命の水”。しかし、水を飲むという行為は無防備になるため天敵に襲われやすい。

そこで警戒心の強い鳥は用心しながら水を飲みにやってくる。

キョロキョロしながら水辺を移動していった。

 

上池に戻ると、メスのカワセミのヤエちゃん。

あっちいったりこっちにきたり、けさは何だか忙しそうだった。